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    <title>ABlog</title>
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    <updated>2008-07-05T00:11:38Z</updated>
    <subtitle>Ts Schlaraffenleben ─ 
スロヴェニア、ドイツ、Mac、iPod、クラシック、山歩き…。</subtitle>
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    <title>意識産業と Mac</title>
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    <published>2008-07-04T04:20:53Z</published>
    <updated>2008-07-05T00:11:38Z</updated>

    <summary>Die Welt 紙、Bild 紙、Hörzu 誌、Hamburger Aben...</summary>
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        <category term="Mac" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
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        <![CDATA[<p>Die Welt 紙、Bild 紙、Hörzu 誌、Hamburger Abendblatt 紙、Berliner Morgenpost 紙などを抱える<a href="http://en.wikipedia.org/wiki/Axel_Springer_AG" target="_blank">アクセル・シュプリンガー</a>が、コンツェルン内のすべてのPCをMacに置き換えていくと７月４日付けで<a href="http://www.axelspringer.de/inhalte/pressese/inhalte/presse/6242.html" target="_blank">発表</a>している。Apple とそのための包括契約を結んだのだという。そして自ら曰く、「アクセル・シュプリンガー株式会社は、業務システムを完全に Apple 製に置き換えるヨーロッパ最大のコンツェルンである」。</p>

<p>投入されるのは、Mac mini、iMac、Mac Pro、MacBook、MacBook Pro、MacBook Air。モバイル機器として iPhone も利用する。OS は、使われるアプリケーションに応じて Mac OS X または Windows XP / Vista。</p>

<p>さて、喜んだものかどうか。</p>]]>
        <![CDATA[<p>追記：　シュプリンガーの CEO、マティアス・デップナー自らが、Mac の採用について、YouTube に<a href="http://de.youtube.com/watch?v=j2oGlC9aXB4" target="_blank">ビデオ・メッセージ</a>を出している。</p>

<p>よく言われる Mac の利点を並べたもの（<a href="http://blog.macup.com/blog/talk/26895/" target="_blank">MACup誌の要約</a>による）。「Appleのコンピュータは他のどれよりも使いやすい。コンピュータ自体が自己目的化し前景化するのではなく、ユーザーのための設計になっている」。「Appleの作るコンピューターはもとも美しい。機器の美学、そのデザインは絶対的なリーディング・ポジションを占めている。もちろんそれは主観的なものだが、どの職場も、デスクの上にApple製品があれば、少しばかり美しく見えることだろう。そして朝、仕事に向かうのが、少しばかり楽しくなるかもしれない」。Apple製品への全面入れ替えという「施策は、企業に取って経済的でもある。装置の値段ばかりでなく、管理の容易さによっても、これまでのシステムよりもコストが下がる」。</p>

<p>ともあれ、デップナーの発言が、他の企業トップには説得力を持ってくれればいいかもしれない。</p>]]>
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    <title>Google Talk for iPhone</title>
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    <published>2008-07-03T05:56:51Z</published>
    <updated>2008-07-03T23:03:02Z</updated>

    <summary>Mac4Ever 経由で知ったニュース。 Google 本家の Google T...</summary>
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="37888_527_google_talk_sur_iphone.jpg" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/37888_527_google_talk_sur_iphone.jpg" width="250" height="464" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><a href="http://www.mac4ever.com/news/37888/google_talk_sur_iphone/" target="_blank">Mac4Ever</a> 経由で知ったニュース。</p>

<p>Google 本家の Google Talk は、Flash を利用していたために、Flash 未対応の iPhone / iPod touch では、これまで利用できなかった。<a href="http://www.meebo.com/" target="_blank">meebo</a>, <a href="http://mobile.beejive.com/" target="_blank">JiveTalk</a>, <a href="http://mob.ebuddy.com/" target="_blank">eBuddy</a> といったサードパーティの Web アプリで Google Talk も利用可能だったが、使い勝手はどれも今ひとつ。<br />
それが、iPhone 発売を目前にして、ようやく本家から iPhone / iPod touch 用の <a href="http://www.google.com/talk" target="_blank">Google Talk ガジェット</a>が出てきた。iPhone / iPod touch から、 http://www.google.com/talk にアクセスしさえすればよい。</p>

<p>上記サードパーティ製アプリが無用になったわけではない。MSN, AIM, Yahoo!（us 版）、ICQ、Jabber, MySpace といったあたりを一括して使える利点は残る。</p>

<p>おまけ： 飲食店検索サイト Hot Pepper も iPhone / iPod touch に最適化されたサイトの<a href="http://i.hotpepper.jp/" target="_blank">Hot Pepper for iPod touch</a> の運用を開始した。[<a href="http://ipodtouchlab.com/2008/07/iphone-hot-pepper-192.html" target="_blank">Source</a>]</p>]]>
        
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    <title>英語の××</title>
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    <published>2008-07-03T05:40:13Z</published>
    <updated>2008-07-03T15:20:25Z</updated>

    <summary>ぼくの勤め先の大学には、以前から「英語の××」（××の部分には大学の略称が入る）...</summary>
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        <![CDATA[<p>ぼくの勤め先の大学には、以前から「英語の××」（××の部分には大学の略称が入る）というスローガンというか宣伝コピーがあって、ずっと恥ずかしい思いをしている。アメリカ・プロテスタント系のこの学校、大昔には英語であらゆる授業をやってしまうようなことをやっていた 時代もあったらしく、その当時にはこのスローガンというか売り文句にもそれなりの意味があったかもしれないとも思う。</p>

<p>しかし、今時、当たり前に英語ができる連中がこんなスローガンを掲げるはずなどないのであって、つまりは、英語できません、と宣言しているようなものではないか。たとえばオックスフォードやケンブリッジやプリンストンやUCLA、は当たり前すぎるか、東大や京大でも、北京大やFUベルリンでもいい、こんなスローガンがありえないことは、ちょっと考えれば明らかだろう。その恥ずかしさに気づかないところが情けない。</p>

<p>いやもちろん、ものすごくできる人は教員にも学生にもいる。でもそういう人たちはこんなスローガンとは関係ないところにいるはずだ。</p>

<p>結局、このスローガンが訴求力を持ちうるとすれば、それはかなり学力ないし知力の低い高校生やその親に対してでしかありえないのだ。したがってそれ自体が「低さ」の再生産に資するものでしかない。</p>]]>
        
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    <title>Hasta la vista, Vista.</title>
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    <published>2008-06-30T10:43:45Z</published>
    <updated>2008-06-30T10:57:41Z</updated>

    <summary>ぼくは Windows Vista という名前を最初に聞いた時、Windows ...</summary>
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="hastalavistavista.jpg" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/hastalavistavista.jpg" width="250" height="188" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>ぼくは Windows Vista という名前を最初に聞いた時、Windows に hasta la vista（バイバイ）、という意味だと思った。（Hasta la vista は、au revoir や auf Wiedersehen や 再见 と一緒で、本来は「また会うときまで」という意味ではあるが...。）と思っていたら、<a href="http://blogs.itmedia.co.jp/pina/2006/08/hasta_la_vista__be13.html" target="_blank">Appleは2006年のWWDCですでにこの洒落（？）を使っていた</a>ようだ。（画像も同所から）</p>

<p>書店のコンピュータ関連のコーナーに行くと、XP を快適に、あと10年使う、だの、そんなムックがやたらに並んでいる。考えられないことだ。</p>

<p>以下は、<a href="http://www.nytimes.com/2008/06/29/technology/29digi.html" target="_blank">New York Times の記事</a>に乗っかった<a href="http://www.maclife.de/index.php?module=pagesetter&func=viewpub&tid=1&pid=8373" target="_blank">独 Mac Life 誌の記事</a>の受け売り。</p>]]>
        <![CDATA[<p>Windows は肥大している、と New York Times が書いている。Windows のプログラム・ライブラリは身動きの取れないほどにふくれあがっている。最善の策は、プログラムを一から書き直すことだが、Vista はその機会を逃した。2010年に予定されている Windows 7 が次のチャンスだが、Bill Veghte は、先週、重要な顧客に対して送った書簡で、「これまでの顧客の投資を守るために、Windows 7 での変更は最小限にとどめる。コア・アーキテクチャは Vista に基づいたものになる」と表明してしまっている。しかし多くの専門家が、20年もの古い構造をサポートし続けているために、 Windows の質は必然的に落ちていく、と見ており、ラディカルな再出発が必要だとしている。</p>

<p>これに対して Apple は、古い遺産を切り捨てていくことに、比較的成功してきている。2001年に Mac OS X が導入され、それ以前の、17年にわたる古いシステムに置き換わった。2005年には、先の見えない PowerPC プラットフォームも切り捨てた。2009年に予定されている Mac OS X 10.6 Snow Leopard は、今一度、システムの古くなった構成部分を捨て、スリムで安定したシステムを目指すという。</p>

<p>ニューヨークタイムズは、アヴィ・テヴァニアンにインタビューして、マイクロソフトはAppleのような根本的な手段をとるべきなのではないかと訊ねている。テヴァニアンは旧 Mac OS から Mac OS X への移行に中心的な役割を果たした人物。彼の答えは、「そうかもしれない。しかしその勇気があるかどうか。われわれAppleは、当時、変わらざるを得なかった。生き残りの問題だったからね」。</p>]]>
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    <title>ビリヤード</title>
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    <published>2008-06-29T04:05:10Z</published>
    <updated>2008-07-01T01:30:44Z</updated>

    <summary>じつはビリヤードが好き。先日学生たちと行ったコンパの二次会の店に台が一つあって、...</summary>
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><a href="http://www.tkyabe.com/blog/images/billiard.html" onclick="window.open('http://www.tkyabe.com/blog/images/billiard.html','popup','width=336,height=468,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false"><img src="http://www.tkyabe.com/blog/images/billiard-thumb-200x278.jpg" width="200" height="278" alt="billiard.jpg" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></a></span>じつはビリヤードが好き。先日学生たちと行ったコンパの二次会の店に台が一つあって、久しぶりにキューを手にした。決して上手いわけではないけれど、一頃はずいぶん夢中になってやっていたから、それなりのワザもできた。でも長年ごぶさたしていて、すっかり忘れている。</p>

<p>ビリヤードでよく遊んだのは、大昔、ドイツのボンにいたとき。街中の各所にあるゲームセンター Spielhalle のほとんどに置いてあって、比較的安く遊べたし、店によってはコーヒーがタダで飲み放題だったりした。１マルクか２マルク（大昔だからユーロではなくてマルク）のコインを入れると１ゲームできるものもあったし、カウンターで料金を払うところもあった。日本はバブルの最盛期だったから、１マルクがたしか70円を切っていた。</p>]]>
        <![CDATA[<p>そういう店で、ドイツ人やイタリア人の友人たちと時々遊んでいたし、日本からケルンに行っていたシュンちゃんやベルリンに行っていたごっちゃまや、フランクフルトにいたT（すべてゲッティンゲンのゲーテ・インスティトゥートで一緒だった連中）が集まると、必ずやった。</p>

<p>この４人でオランダに行った時は、スヘヴェニンゲの海岸、バラックの中に何十台と台の並んだビリヤード場で、１日６時間くらいプレイしていたこともある。春先だったか（あのときキューケンホフのチューリップも見に行ったはずだ）、夏のかけらも感じられない、潮の匂いのしない砂浜は、灰色に曇っていて、それでも保養客が大勢いた。</p>

<p>ドイツで出ていたビリヤードの薄っぺらいマニュアル本も２冊くらい買って、面白がって読んでいた。画像（クリックで拡大）は、M. Bach, K.-W. Kühn, <a href="http://www.amazon.de/gp/product/3806804842?ie=UTF8&tag=ablog-21&linkCode=as2&camp=1638&creative=6742&creativeASIN=3806804842">Pool- Billard.</a><img src="http://www.assoc-amazon.de/e/ir?t=ablog-21&l=as2&o=3&a=3806804842" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /> Herausgegeben vom Deutschen Pool-Billidard-Bund, Falken, 1988 （リンク先は amazon.de。現在は古本でしか手に入らないようだ）に出ていたワザ。黒玉に白玉を押しつけるようにしてぐっと回転を与え、黒玉を落とす。これを覚えていて、たしかボンでシュンちゃんと対戦したとき、使うチャンスがめぐってきて、試しにやったら見事成功した。彼は仰天し、そんなのありかよー、と文句を言っていた。が、使ったのも成功したのも後にも先にもたぶんその１回きりだ。</p>

<p>日本に帰ってきたころ、ちょうどビリヤードが異様なブームになっていて、あちこちにビリヤード場ができ、NHK の教育テレビが「ビリヤード講座」を放送してさえいた。だがいつもの日本の例で、２、３年もしないうちにブームはあっという間に消え去り、多くの「プールバー」が別の店に変わった。日本のこの手のブーム、それなりのスキルの必要なことがブームに仕立て上げられると、なにしろ少しは上達しないことにはちっとも面白くないわけだから、そこまで行く気のない連中があっと言う間に去り、ブームもあっというまに消える。</p>

<p>いったいあの台たちはどこへ行ったのだろう？　フルサイズの台は、恐ろしく重く、かさばるものなのに。産業廃棄物？か粗大ゴミとしてどこかに埋められたのだろうか？　消えゆきつつあるのを見て、どうせ捨てるならウチに一台もらいたいなあと思ったのだが、日本の住宅事情とぼくの経済力では、とても置くスペースはとれないのだった。大学の学生会館にでも置いてくれないかな。</p>

<p>ドイツのほうは、この手のはやりすたりの波は、日本に比べると、一般に、ずっと小さい。</p>

<p>僕自身も、日本でできる場所が激減したこともあり、多事多端で、長いこと離れていた。</p>

<p>ビリヤードの、近頃の日本でのはやり具合は比較的安定しているようで、ぽつりぽつりと存在するピリヤード場は、決してはやり過ぎもせず、すたれもせず、続いているようだ。またぼちぼちやってみようかな。</p>

<p>ところで、ビリヤードのキューさばきと、弦楽器のボウイングの基本はまったく重なり合う。構造的に回転運動（甲野善紀さんの言うヒンジ運動）を基本とする腕の関節の動きを上手に組み合わせて、キュー／弓をまっすぐに動かすのだからだ。キューも弓も、決してぎゅっと握ってはいけない。だからヴァイオリンの上手な人はビリヤードがうまくなりやすいということが、もしかしたら、言えるのかもしれない。ぼくはどっちもそこそこだけど。</p>]]>
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    <title>ビジネス・ユーザのための Mac 入門</title>
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    <published>2008-06-26T05:11:50Z</published>
    <updated>2008-06-26T14:36:54Z</updated>

    <summary>iPhone がビジネスユースのほうにかなり色気を出してきたと思ったら、Mac ...</summary>
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        <![CDATA[<p>iPhone がビジネスユースのほうにかなり色気を出してきたと思ったら、Mac 自体についても、同様のマーケティング攻勢を始めるようだ。まずは英語のこのページ。</p>

<p><a href="http://www.seminars.apple.com/seminarsonline/newmacusers/apple/index.html">New to the Mac for business users</a></p>

<p>「あとからあとから出てくるウィルスからあなたの古いシステムを守ることにうんざりしているのではありませんか？　<br />
一つのオフィスで多くのプラットフォームを統合する必要があるのではありませんか？　あなたが在宅ワーカーであれ、フォーチュン500企業にお勤めであれ、Mac はあなたのビジネスのそうした問題を解決するための理想的なプラットフォームです」云々。そのまま日本語にするとちょっとクサい。</p>]]>
        <![CDATA[<p>この26分のオンラインセミナーを見るには、無料だがまず登録させられる（これがマーケティング的に正しい手法かどうかは少々疑問が残る）。ブロードバンド接続と、QuickTime 7.4 以降、Java および JavaScript が必要。内容は、OS X のインターフェースへの導入、カスタマイズの方法、キーボードショートカット、既存ネットワークへの Mac の接続方法、ワークグループでのコミュニケーション、ファイル共有、プリンタ共有などについて。多分続編が用意されるのだろうが、そうとうに初歩的な感じではある。</p>

<p>この手の攻勢、日本語でも（上の翻訳よりは洗練された文句で）積極的にかけていってほしいものだ。もっとも、どれほど効果があるかは分からない。日本の場合、企業のボスの鶴の一声がないとこういう移行の動きは生じにくい、とだれかが書いていたのを最近読んだ。そして企業であれ、大学であれ、そういうボスの位置にいる人たちの、こういう問題に関するセンスは、概して期待できない印象がある。そういう連中にどう訴えかけていくか。</p>

<p>グレシャムの法則（「朱に交われば赤くなる」とか、「水は低きに流れる」などとも言う）は、きわめて民主的な日本では、残念ながら有効度が高い。</p>

<p>ドイツ語教師をやっているぼくは、moodle を使った自宅サーバで、授業の補助・復習のための e-learning サイトを実験的に運用している。十分に活用してくれる学生も少なくないが、いわゆるコンピュータ・リテラシーがそれ以前の段階で、少しも活用できないままの学生もいる。一つには、彼らが使っている／使わされている OS の問題でもあることは間違いない。何しろドイツ語入力ができるように設定するだけで、少々面倒だったりする OS なのだ。</p>

<p>そういうのを見るにつけ、各所で、人に優しい、かつインターナショナルなプラットフォームが使われるようになっていってくれれば、と思う。</p>]]>
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    <title>Taspo!</title>
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    <published>2008-06-16T15:32:55Z</published>
    <updated>2008-06-30T10:23:26Z</updated>

    <summary>「タスポ」が、当たり前のことながら機能していない。導入初日、中学生の子供に自分の...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p>「タスポ」が、当たり前のことながら機能していない。導入初日、中学生の子供に自分のカードを貸してしょっぴかれた母親のニュースが出ていた。いや、これは「例外」であって、未成年に喫煙させないという当初の「目的」は果たしているのかもしれない。でもそういう話やデータは今のところ聞かない。そして一方コンビニは「タスポ特需」にわいているという。予想通りとは言え、かえって在庫・流通量を増やしているというのだから、笑える。</p>

<p>もちろんあんなところに個人情報を提出するのはいやだから、ぼくもタスポカードなど取得していない。政治的にうまく動いて、いまどきただのカード読み取りという原始的なテクノロジーでひと儲けした企業があるというだけの話だ。タスポカードのかわりに、運転免許証でも買えるようにする自販機を当局が承認したというニュースもあったが、その後どうなったかは聞かない。しごくまっとうに、「顔認証」で年齢を判断して販売する自販機を作ったメーカーもあるらしく、それが現に設置されているところもあるらしい（実はそれが雑誌などのオジさんの写真をかざすだけで通ってしまう「バグ」があるというからまた楽しい）。しかしそういう意味では、昭和的な「角のタバコ屋の看板娘」が復活すればいいだけの話だ。たとえその「娘」が60代、70代であっても。現状はつまるところコンビニがその代わりになっている。いまやほとんどの喫煙者にとっても意味のなくなった自販機はすべて撤去されてよいし、それは「街並み」の「景観」の点からも（たぶん電力消費の、したがってエコロジーの観点からも）きわめて望ましい。タスポの破綻が明らかな今、それが実行されないとすれば、だれが見ても（喫煙者から見ても非喫煙者から見ても）おかしな話だろう。</p>]]>
        <![CDATA[<p>自販機の話を措くと、一箱1000円に、などという「運動」をやっている国会議員たちもいるらしい。さなきだにまともな議員立法の貧しいこの国の国会、もっと他にやることがあるだろに。タバコなんて、世の中からなくなればいいのに、というとっても素直で短絡的なブログも見かける。まあ、ブログなんてそのレベルの言説が大半だ。（このブログもそうですよ、もちろん。）</p>

<p>1000円、やってみたら面白いと思う。あるいはあのおめでたい国アメリカ合衆国1920年代の禁酒法のような禁煙法とか。きっとどこか産の闇タバコの流通ルートがあっという間にできあがるのではないだろうか。1000円というのは、名目上は「健康に害があるかもしれない喫煙の抑止」と言いながら増収目的なわけだが、いずれにしてもその目的が果たされることはないだろう。</p>

<p>いまやタバコは「他者の享楽」の代名詞みたいになりつつある。それが気に入らない。民族（！）的な対立の根底には、つねに「他者の享楽」への憎悪があるというミレール＝ジジェク的な指摘はおそらく正しい。われわれはイェルサレムの地に喫煙者の楽園を打ち立てる運動を起こすべきなのだろうか？　かりにタバコが消滅したら、彼らはその次のターゲットをどこに求めるのか、それが、楽しみというか恐ろしいというか。クリストファー・ラッシュが言った「ナルシシズムの時代」というのは、この件に照らしてもまったく正鵠を射ていると思う。両切りピースを吸いつつ92で亡くなった祖父と、タバコなど吸わずに50代で癌で亡くなった（ええ、もちろん副流煙のせいでしょうとも）母親を持つ僕（不思議におめでたいことに、日本は今なお世界一の長寿国であるらしい）は、タバコをやめるかもしれないし、やめないかもしれない。しかしかりにやめたとしても、この手の「キャンペーン」を無自覚にやっている連中、つまり何か一つの「悪」を見つけてそれを叩きさえすれば調和的な社会が実現するかのような古典的な幻想に淫している連中とは一線を画していたいものだと思う。</p>]]>
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    <title>登山周辺の外来語の怪</title>
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    <published>2008-06-16T13:19:50Z</published>
    <updated>2008-06-16T13:21:13Z</updated>

    <summary>べつに数年おきにマスメディアの一部で繰り返される「横文字の氾濫」を嘆く身振りを模...</summary>
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    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p>べつに数年おきにマスメディアの一部で繰り返される「横文字の氾濫」を嘆く身振りを模倣したいわけではない。そういうのは英語の嫌いなフランス人にまかせておけばよい（あ、あいつらはどっちみち横文字か）。日本では英語が大好きな人も多いようだし、べつにいいではないか。でも外来語としての入り方は、古典的なものをとっても、ぐちゃぐちゃなズレや混交が見られて、かなり面白い。</p>

<p>芦屋地獄谷のところで少し触れたけれど、日本の登山用語の多くがドイツ語起源で、そこにフランス語や英語が混じっている。「コッヘル」と呼ばれてきたのはコッハー Kocher のことだろう。携帯用の鍋を指して使われてきた印象があるが、Kocher はコンロのことだ。今は英語系で「クッカー」と呼ばれることのほうが多いかもしれない。日本ではなぜか「簡易テント」の意になる「ツェルト」 Zelt とはドイツ語でテントそのもの。この微妙なズレが楽しい。「ハーケン」 Haken は鉤、フックのこと。フランス語系で「ピトン」 piton とも呼ばれる。「ピッケル」 Pickel もドイツ語（同音異義で「にきび」も指す）。「つるはし」のこと。「ゴルジュ」は前に書いたように両側の岩壁の迫った狭い地形のことだが、フランス語で喉のこと。J'ai mal à la gorge. 私は喉が痛い。（久しぶりに風邪を引いているので、これは単なる例文ではなくて本当です。）</p>]]>
        <![CDATA[<p>「カラビナ」がどこから来ているのか知らなかった。ふと思いついて改めて調べた限りではドイツ語の Karabiner らしい。この単語はカービン銃のことも表す。ところが独和辞典（クラウン）にはさらにこれがもともとフランス語であるらしい記述がある。それも、「1. カービン銃；騎兵銃」ではなく、「2. カラビナ（登山用具）」のほうに括弧して「フランス語」と書いてあるのだ。しかし仏和辞典で carabine を引くと、カービン銃は出てくるが、カラビナは出てこない。</p>

<p>いずれにしても、日本の登山をめぐるジャーゴンは、このめちゃくちゃな混交ぶりが面白い。</p>

<p>逆に同じもののはずなのにもとの言語によって日本語での用途が分かれて面白いのは「鉄」だ。<br />
英語の iron からして、輸入された年代によって「アイロン」なら衣類のしわ伸ばしのことだし、より音訳に近くなった「アイアン」ならゴルフクラブの一種。そしてドイツ語の鉄、「アイゼン」は登山用語になっていて、靴底にくくりつけて氷結したところを歩いたりするのに使う、爪のついた金属製の道具。日本語版 Wikipedia は Steigeinsen が略された和製登山用語だとしている。フランス語の「鉄」は、ぼくの気づいた範囲では日本語に入っていない。一音節だから入りにくいのだろう。</p>

<p>登山用語はやっぱり英語も多いかな。岩壁の上のほうが覆いかぶさるように出ているところはオーバーハング。英語だが、岩壁のルート図などではドイツ語の Überhang の頭文字の Ü が記号として記されていることもある。岩と岩の狭い隙間に大岩がはさまったようなところは「チョックストーン」と呼ばれる。たぶんチョークストーン choke stone のことだ。岩登りの「手がかり」のことをホールド、「足がかり」というか足の置けるところのことをスタンスなどと言っていたと思うが、後者は英語から見れば少々奇妙な使い方かもしれない。</p>

<p>スキー用語もドイツ語もどきが多い。スキーで言うシュプール（たしかかつてJRのスキー列車の名前にも使われていた）は、ドイツ語で Spur 跡、痕跡のことだ。英語だとこの綴りの単語（スパーか）は「拍車」として記憶しているが、他ならぬアイゼンの意味でも使うらしい（ああややこし）。ボーゲンもドイツ語。たんに弓（形）、弧のことである。プルークはドイツ語の Pflug らしい。英語で言う plough、犂（すき）のことだ。そう言えば鉄道車両の先頭に付ける排雪機は日本ではスノープラウと英語で呼ばれていた。重たいスノープラウを付けるのを嫌った「きかんしゃトーマス」（イギリス産の物語だ）がトラブルに巻き込まれるお話があったっけ。</p>]]>
    </content>
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    <title>iPhone の評価</title>
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    <published>2008-06-15T14:14:56Z</published>
    <updated>2008-06-29T14:58:14Z</updated>

    <summary>iPhone の、携帯という制度の中での位置づけに関しては、松村太郎氏の iPh...</summary>
    <author>
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    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p>iPhone の、携帯という制度の中での位置づけに関しては、松村太郎氏の <a href="http://ascii.jp/elem/000/000/141/141940/" target="_blank">iPhone とパソコンを結ぶ「MobileMe」</a>という記事がコンパクトにまとまっていると思う。</p>

<blockquote>日本独自に構築してきた「ケータイ」によるネット利用」というものがあり、「日本で一言に「メール」と言っても、ケータイメールとPCメールという２つの「メール」が存在している</blockquote>

<p>という指摘が鍵だろう。ケータイとPCという区分けをなくし、どこでも最新の情報で統一する MobileMe サービスと組み合わされた iPhone は、「パソコンを普段から思い切り使いこなしているユーザ」にふさわしく、統合的に</p>

<blockquote>モバイルで使う「ネットの自由さ」</blockquote>

<p>を象徴するものになるだろうという結語はきわめて妥当に思える。</p>

<p>しかし「日本のケータイ」という閉じた世界にこもって見ている限り、iPhone にはいくらでも文句が付けられる。</p>]]>
        <![CDATA[<p>典型的なのが、<a href="http://japan.cnet.com/panel/story/0,3800077799,20374943-10001043,00.htm" target="_blank">清水亮氏の発言</a>。</p>

<p><br />
iPhone には、<br />
<blockquote>ケータイのフルブラウザで我慢していた人たちは飛びつくと思いますが、ケータイのフルブラウザを使う人というのがそもそも多くありません。 </blockquote></p>

<p>これではまるで議論が転倒している。従来のケータイでは、その「フルブラウザ」など使う気にならなかったというだけのことだ。iPhone なら Safari （や、その他これから続々提供されるであろうネットアプリ）でネットを利用しようという気になる。（ぼくはたとえば <a href="http://journal.mycom.co.jp/news/2008/06/13/007/index.html" target="_blank">OmniFocus for iPhone</a> などには注目している。）</p>

<blockquote>モバゲータウンが出来ないというただそれだけの理由でiPhoneを選択しない人もいると思います。</blockquote>

<p>それは、そんな人たちももしかしたらいることだろう。そういう人たちは、キャリアの設定した小さな垣根の中で、いつまでもちまちまやっていればよい。</p>

<p>もっとも、清水氏の発言は、「iPhone が日本のモバイル業界を変えるか」という設問に対する回答として書かれている。モバイル業界＝（日本の）ケータイ業界であるとするならば、そうそう変わらないという判断自体はもっともに思える。</p>

<p>たぶん、iPhone が真価を発揮するのは（孫さんの思惑はどうであれ）、携帯電話の回線ではなく、WiFi の利用が中心になってきたときなのかもしれない。そのときは、電話機能も VoIP かその子孫の機能に移っていく。そしてそうなれば、日本古来の ;-) ケータイは意味をなさなくなる。残念ながら、今現在無線LANの使える場所は、都市部の一部を除いて、きわめて限られている。</p>

<p>まあ、ぼくはもともと「ケータイ」のあまり熱心なユーザではない。おそらく「Mac をふだんから思い切り使いこなし」ているとはたぶん言えると思うが、ケータイは家族間の通話以外にはほとんど使わない。いちおう Felica 機能は使っているが、言ってみれば二重にクレジットカードを持っているようなもので、なくてもさほど困らない。Pitapa はどっちみちカードで使っているし。そういう人間にとっては、ちょっと海外に出ただけでも、高額なローミング代金を払わない限り電話としても用をなさなくなる今のケータイに執着する理由はまったくないし、現状でも iPhone はじゅうぶん魅力的に映るわけだ。</p>

<p>たぶん、「ケータイ」がぼくを苛立たせるのは、それが国内で閉じていることそのこと自体なのだ。（Windows もある意味同様。）ケータイメールはいまだにShift-JISだし。そんなのを喜んで使ってるやつがグローバルだ国際化だユビキタスだ異文化理解だなどと言っても、眉を唾液でべちょべちょにするしかない。</p>

<p>追記： Felica 系機能に関しては、kakihara 氏から<a href="http://netafull.net/iphone/026212.html" target="_blank">こんな解決策</a>があることを教えられた。悪くない。（笑）</p>

<p><a href="http://ipodtouchlab.com/2008/06/iphone-3g.html" target="_blank">iPhone 3G に実装されそうなこの新たな「親指入力」（？）方式</a>も興味深い。</p>]]>
    </content>
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    <title>ファティフ・アキン『太陽に恋して』</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tkyabe.com/blog/archives/2008/06/post-250.html" />
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    <published>2008-06-08T10:53:41Z</published>
    <updated>2008-06-18T13:38:44Z</updated>

    <summary>何のブログなんだか訳が分からなくなっているこのブログ、もとはと言えば、日本で公開...</summary>
    <author>
        <name>takuya</name>
        
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        <category term="German Cinema" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="太陽に恋して" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/im_juli_j.jpg" width="169" height="240" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>何のブログなんだか訳が分からなくなっているこのブログ、もとはと言えば、日本で公開されていなかったりあまり知られていないドイツ映画の紹介から始めたのだった。</p>

<p>わりあい<a href="http://www.tkyabe.com/blog/archives/2005/02/im-juli.html" target="_blank">初めの頃に紹介した</a>一つがアキン監督の Im Juli。ドイツ版の DVD で見て気に入り、学生たちにも薦めてきた。台本が出版されていないので、一部のシーンの台詞を自分で必死に聞き取り、プリントして、読ませたこともある。ロードムービーと、メルヘンと、ドタバタ・ラブコメディーを合わせたような作品。</p>

<p>その後、たぶんアキンが『愛よりも速く』Gegen die Wand でベルリナーレの金熊賞を受賞してから・したからだったと思うが、この Im Juli も、たぶん東京でだけ、日本語字幕付きで上映されたという話は耳にしていた。それが、昨年の秋に、日本版 DVD <a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000RYWL60?ie=UTF8&tag=ablog01-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000RYWL60">『太陽に恋して』</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ablog01-22&l=as2&o=9&a=B000RYWL60" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />として出ていたことを、つい最近、学生から知らされた。どうやらそこらじゅうの TSUTAYA に置いてある。早速借り出して観てみた。</p>]]>
        <![CDATA[<p>邦題は、ちょっとベタだが、ストーリーからして筋が通っている。</p>

<p>字幕は、松浦美奈さんという方の作品。へえ、なるほど、そう来たか、うまいなあ、というところと、え、そうやっちゃったの？　というところがそれぞれ２割くらいずつ。</p>

<p>そうしちゃったの？というところの例を三つ。</p>

<p>冒頭近く、ユリがダニエルに指輪を売りつけるシーンでは、「気に入ったのなら、なんでそのために闘わないの？」というユリの台詞が、映画全編を通じて（特に、次に触れるダニエルがレオと「闘う」シーンなどで）重要な意味を持ってくると思うのだが、この台詞は「値切っていいのよ」にされてしまっている。あえて短く、このシーン内に限れば分かりやすく、ばっさり切り捨てたというところか。</p>

<p>もう一つはウィーン近くの酒場でダニエルがレオに挑むシーン。レオがユリのために計算ずくで挑発しているシーンだが、最初、育ちのいいダニエルは、敬称の Sie を使い、bitte （英語の please に相当）を添えて、レオに向かってしゃべる。レオは、「え、何言ってんだ？　分かんねーぞ」という反応。すぐにダニエルは du に対する言い方に切り替え、bitte もやめる。この切り替えは、短い日本語でも十分に表現可能（「すみません、その人を降ろしてください」→「降ろせ！」など）だと思うが、この変化が字幕からは分からない。</p>

<p>もう一つ、ルーマニア国境の「結婚式ごっこ」のシーン。明らかに、牧師や司祭（あるいは市民婚で市役所の役人という可能性もあるのかもしれないが）の司式の台詞をなぞった「あなたは、ユリを妻とすることを望みますか」「あなたはダニエルを夫とすることを望みますか」という部分を、友達同士のやりとりのような日本語にしてしまっている。まあ、あくまでも du が使われているので、それであのような翻訳をされたのだろう。</p>

<p>あと、最初のシーンでオリジナルにはある「７月７日、ブルガリアのどこか」というキャプションや、要所要所で差し挟まれる同様の字幕が、日本版 DVD ではなぜか消滅している。編集のミスか手抜きに思える。たぶんそれを補うためだろう、イサの最初の台詞の字幕に「ここはブルガリアだ」という、元の台詞にはない無茶な挿入が行われている。</p>

<p>なるほどね、と思ったのは、たとえばウィーン近郊の酒場の前のユリがダニエルに向かって言う台詞。Sei doch kein Spielverderber! というやつ。Spielverderber というのは、せっかく楽しんでいるところに水をさす、ゲームをダメにしてしまうやつのこと。その Spielverderber にならないでよ、とユリはダニエルを非難しているわけだが、これをどういうコンパクトな日本語にするのか、ぼくにはまったく見当がつかなかった。ここで字幕は「スネないでよ」となっている。そう来たか、と思った。</p>

<p>もう一つは、貨物船上での晩、ダニエルがユリに「彼女」に逢ったときに言うべき決めの台詞を教えられるシーン。台詞を聞いたあと、最初、ダニエルは、Ist das nicht zu kitschig? と訊ねる。それってキッチュすぎないか？　ぼくは「キッチュ」という単語は、カタカナで各種日本語辞典にも載っているし、たしかそれを芸名にしてやっていたタレントさんもいたから、十分日本語になっていると思っていた。しかし学生に尋ねてみると、ほとんど「キッチュ」という〈日本語〉を知らなかった。国語辞典や独和辞典のキッチュないしKitschの説明も、趣味の悪いもの、まがいもの、などとなっているのだが、あまりしっくりこない。ドイツの辞典だと、短くまとまった Langenscheidt の「外国語としてのドイツ語（学習者のための）」辞典の記述でこんな感じ：etwas, das keinen künstlerischen Wert hat, geschmacklos oder sentimental ist. 悪趣味だったりセンチメンタルだったりで、芸術的な価値のないもの。「キッチュ」という〈日本語〉が前提できないとすると、これを短く日本語に置き換えるのは案外難しい。で、この部分、字幕は「キザじゃないか」とやっていた。微妙にズレるが、短さ、明快さ、コンテクストへのはまり具合からして、これはうまいかも、と思ったのだった。そう来たか。</p>

<p>こうしてみると、「なるほどそう来たか」と「え、そうしちゃったの」が紙一重なことは明らかだ。限られた文字数の中でいかに明快に台詞を伝えていくか、字幕翻訳というのがきわめて難しい仕事であることは頭では分かっていたつもりだが、改めて認識させられたような気がする。</p>

<p>待てよ、そう言えば、ドイツ映画の字幕の９割くらいは英語版字幕からの重訳だという悲しい話を伺ったことがある。もしかしたら、この映画でも、酒場のシーンの du と Sie の違いが無視されているのも、そのせいかもしれない。英語にはそんな区別ないもんね。うーむ。</p>

<p>いずれにしても、この作品が日本でもだれでも気軽に見られるようになったことはとても喜ばしい。あとは Solino の日本版、出ないだろうか。ねえ、Ａさん？</p>]]>
    </content>
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    <title>芦屋地獄谷とロックガーデン</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tkyabe.com/blog/archives/2008/06/post-249.html" />
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    <published>2008-06-08T07:27:17Z</published>
    <updated>2008-06-15T02:45:12Z</updated>

    <summary>先週の日曜、梅雨入り宣言の前日、わが家の毎年恒例のコース、芦屋地獄谷へ。 長くも...</summary>
    <author>
        <name>takuya</name>
        
    </author>
    
        <category term="Wandern" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="芦屋地獄谷" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/jigokudani01.jpg" width="250" height="188" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>先週の日曜、梅雨入り宣言の前日、わが家の毎年恒例のコース、芦屋地獄谷へ。</p>

<p>長くもなく、特別難しいところもなく、しかし変化に富んだ小滝がいくつもかかり、六甲にしては水がきれいで、アプローチも便利。</p>

<p>高座の滝から、ロックガーデンの尾根の先端を乗り越えて、沢に下りる。すぐ左手に砂防ダムがあって、土砂がたまり、広場のようになっている。</p>

<p>下のこどもは一つだけ、去年は丈が足りずに直登をあきらめ、大きく巻いた滝があった。それも今年はクリア。</p>]]>
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="カワトンボ" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/jigokudani02.jpg" width="250" height="187" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>「小便滝」下でしばし水遊び。川トンボやそのヤゴ、そしてヒキガエルが姿を現す。小便滝からは、これまで来た５、６回は、大きく巻いて砂防ダムを越え、そのまま沢通しに風吹岩まで登ったが、今回は初めて、ここからB懸尾根に向かうことにする。</p>

<p>最初は小便滝上流の、両岸の崖の迫った暗い廊下状。ほとんどがドイツ語もどきが多い日本の登山用語でなぜかそれだけフランス語でゴルジュ（喉）と呼ばれる地形だ。それを抜けるとＡ懸垂岩の岩塔の基部に出る。その途中まで登って、谷通しで来たこのコース最初の展望を楽しみながら、昼食。と言ってもおにぎりだけ。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="万物相" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/b_ken_one.jpg" width="250" height="188" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>その先は、B懸尾根を、いくつもの岩塔群の基部を回り込みながら進んでいく。途中、「万物相」と呼ばれる岩のかたまりを越え、さらに進むと、ロックガーデン主稜の尾根道に飛び出す。ちょうど向かい側に、高座谷に下りる道も分かれている。そこから風吹岩まではすぐ。</p>

<p>いつも風吹岩からはロックガーデン主稜か高座谷を下っていたが、今回は岡本に下ることにする。保久良神社の梅林を過ぎ、八幡谷沿いの住宅地に出る。このあたり、ちょうど今頃、野生のゲンジボタルが飛ぶらしく、地元のおじさんがそのことを告げる手作りポスターをあちこちに貼る作業をしていた。</p>

<p>住宅街の中を下って、岡本駅へ。</p>]]>
    </content>
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    <title>GhostReader</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tkyabe.com/blog/archives/2008/05/ghostreader.html" />
    <id>tag:www.tkyabe.com,2008:/blog//2.465</id>

    <published>2008-05-29T13:13:16Z</published>
    <updated>2008-06-12T15:59:16Z</updated>

    <summary>GhostReader がなかなかいい。各国語のテキストを読み上げさせるソフト。...</summary>
    <author>
        <name>takuya</name>
        
    </author>
    
        <category term="German Literature" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="Mac" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="Sprachen" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="iPod" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="ghostreader.png" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/ghostreader.png" width="128" height="128" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><a href="http://www.convenienceware.com/ghostreader.php" target="_blank">GhostReader</a> がなかなかいい。各国語のテキストを読み上げさせるソフト。</p>

<p>テキスト、Word、HTML、PDF、RTF ファイルの読み上げができる。（Mac OS 10.5 上ではさらに DOCX、ODT ファイルも。）<br />
１クリックで、読み上げた音声を AAC, MP3, WAV, AIFF, Apple Lossless ファイルにして iTunes に送り込むことができる。</p>

<p>読み上げ用音声は、<a href="http://www.assistiveware.com/infovox_ivox.php" target="_blank">Infovox iVox</a> を利用している。</p>

<p>提供されている言語と、それぞれの声の数は以下の通り。</p>

<p>米語(5)、アメリカ・スペイン語(1)、ブラジルポルトガル語(2)、カナダ・フランス語(1)、フランス語(4)、イタリア語(2)、ポルトガル語(1)、スペイン語(2)、トルコ語(2)、イギリス英語(3)、オランダ語、フラマン語(1)、ドイツ語(2)、チェコ語(1)、ポーランド語(1)、デンマーク語(2)、フィンランド語(1)、アイスランド語(1)、ノルウェー語(3)、スウェーデン語(3)</p>]]>
        <![CDATA[<p><a href="http://www.convenienceware.com/voices.php" target="_blank">voice samples</a> のページでそれぞれの声を試聴できる。高品位の HQM と、やや質の落ちる HD の声がある。HQM のものは、実際かなり自然に聞こえる。以前にここで紹介した <a href="http://www.cepstral.com/" target="_blank">Cepstral</a> の音声よりも確実によいし、語種も多い。これまでの読み上げ音声が、その言語のネイティブまたはそれに準じる人が、Mac にテキストを読み上げさせて聴いて済ますという、ちょっとした便利ワザのための道具に過ぎなかったとすれば、この HQM 音声は、それぞれの言語の初学者が聴いてお手本にできるほどの出来映えになっている。</p>

<p>だから早速学生向けに、ドイツ語を聴いて応答する教材、一昔前ならカセットでLL教室で使われていたような教材を試作してみた。これが実に簡単にできあがる。テキストエディットでも Pages でも JeditX でもいい、こんなふうに打ち込んで：</p>

<p><tt>Ich mache Hausaufgaben.<br />
Ich muss Hausaufgaben machen.<br />
Ich lerne Vokabeln.<br />
Ich muss Vokabeln lernen.<br />
Ich gehe mal hin.<br />
Ich muss mal hingehen.<br />
</tt></p>

<p>このテクストを GhostReader に食わせるだけ。結果はこのとおり。↓</p>

<p><embed src="http://www.tkyabe.com/blog/images/ghostreader_sample.mp3" loop="false" autoplay="false" width="145" height="60"></embed></p>

<p>ネイティブの同僚にマイクの前にすわってもらう必要もないし、あまり演出に凝らない限り、十分生き生きとした、利用に耐える音声ファイルができる。ただし、この手の教材を作るには、学習者が応答するためのポーズつまり余白の時間を取らなければならない。上の例で言えば、Ich mache Hausaufgaben. と聞こえたあとに、学習者が Ich muss Hausaufgaben machen. と言う時間を取らなければならない。だが、GhostReader の内部では、ちょっと試した限りでは、この余白時間を指定する方法は見つからなかった。だから、GhostReader にテキストを食わせるだけ、と言ったが、上のサンプルは、音声ファイルを吐き出させてから、別の波形編集ソフト（ぼくが使ったのは Amadeus II）で、空白部分を追加している。</p>

<p>GhostReader の音声は、ただ、 Mac OS X 組み込みの Text-to-Speech に音声を追加する Cepstral Voices と違って、GhostReader アプリケーション経由でしか利用できない。しかし読み上げ音声ファイルの書き出しはできるし、Safari, Mail, Pages などで、カーソルを置いた部分のパラグラフを読み上げさせることもできる。別料金でシステムワイドに音声を利用することもできるが、通常はこれで十分だろう。</p>

<p>１言語付きで 39.95 ドル、２言語で 59.95 ドル、３言語で 74.95 ドル。追加１言語につき 24.95 ドル。</p>]]>
    </content>
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    <title>モーゼルワイン - 医者と墓場？</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://www.tkyabe.com/blog/archives/2008/05/graben.html" />
    <id>tag:www.tkyabe.com,2008:/blog//2.469</id>

    <published>2008-05-26T15:07:21Z</published>
    <updated>2008-05-27T04:25:00Z</updated>

    <summary>日本のワイン業界にかかわっている人たちの中で、フランス語の分かる人の率は比較的高...</summary>
    <author>
        <name>takuya</name>
        
    </author>
    
        <category term="In vino veritas" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
        <category term="Sprachen" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Bernkasteler Graben" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/bernkastler_graben.gif" width="250" height="185" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>日本のワイン業界にかかわっている人たちの中で、フランス語の分かる人の率は比較的高そうだが、ドイツ語はどうもダメなんじゃないかなという印象がある。（スロヴェニア語は言わずもがな。）</p>

<p>ワイン関連資格試験（ソムリエ／ワインアドバイザー／ワインエキスパート）の出題傾向でも、どうやらドイツ関連だけはかなり偏っていたようで、「ドイツに関する出題は長年、歴史と畑名（しかも日本語訳まで）という他国ではありえない形式で行われ」てきたという（『<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4568503191?ie=UTF8&tag=ablog01-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4568503191">ワインの合格力 2006</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ablog01-22&l=as2&o=9&a=4568503191" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />』美術出版社による。リンク先は2007年版）。実際、Sonnenuhr という畑の名前を訳させる（正解は「日時計」）ような、ばかばかしいと言えばばかばかしい問題が出題されたりしていたようだ。どちらかというとドイツ語をよく知らない人が、一生懸命それだけ覚え込んで解答するようなタイプの問題だと言える（解く側が当たり前にドイツ語の分かっている人ならば、問題として成立しない）。ただし近年はもう少しバランスのとれた問題になってきているという。</p>

<p>たぶんそうした事情の影響もあるのだろう、モーゼルワインというと、あちこちで話の種にされているのが、ベルンカステルの Doctor という畑。</p>]]>
        <![CDATA[<blockquote>「今は、廃墟になっている崖上のランズフート城で、14世紀の半ば、トリアーの大司教ベームント２世が重病にかかって、余命はないといわれた。ところが、お見舞いに届けられたワインを飲み、一命を長らえたので、そのワインの生まれた葡萄畑に『ドクトール（医者）』という名前が与えられたという」</blockquote>

<p>と、ドイツワイン広報センターが出している有坂芙美子『ドイツワインアトラス』1994年にも書いてある。Landshut の音訳はランツフートのほうが妥当だと思うが、それはまあいい。この話、ドイツワインって語るべきネタがそんなにないのだろうかと思うくらい、日本語でドイツワインの話となるといつでも、いたるところで、語られている。ドイツ語版 Wikipedia （<a href="http://de.wikipedia.org/wiki/Bernkasteler_Doctor" target="_blank">Bernkasteler Doctor の項</a>）がおそらく正当にも註釈しているように、これはどちらかというと「伝説」、神話の類に属する。同所の記述によれば、この畑が文献上最初に現れるのは1677年のことだという。14世紀に何があったかなんて、確実なこととしては分からないし、Doctor という名前の起こりも、確かなところは闇の中なのだ。19世紀後半から20世紀初頭、イギリスのエドワード７世が、ここのワインを「薬」として飲んでいた（ただの呑んべじゃねーのか？）というのは事実らしい。</p>

<p>しかしそういう伝説が「ある」のは事実。問題はその先で、誰が思いついてしまったのか、日本では、この「医者」畑を、隣接する Graben という畑の名前とペアにして語るのが、一つのパターンになっている。それもおそらくは誤解にもとづいて。</p>

<p>大司教さまの病気を治してしまったから Doctor なんです。で、その隣の畑がなんと「墓場」という名前。ブラックですねえ、ははは、というのがそのパターン。<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4763225936?ie=UTF8&tag=ablog01-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=4763225936">OAGハウスの料理長さんもそういうふうに書いてしまっている</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ablog01-22&l=as2&o=9&a=4763225936" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />し、「<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000VSYELC?ie=UTF8&tag=ablog01-22&linkCode=as2&camp=247&creative=1211&creativeASIN=B000VSYELC">ワインのはじめかたDS</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=ablog01-22&l=as2&o=9&a=B000VSYELC" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />」にも出てくる。ネット上でも、Bernkastel Graben で検索をかけてみると、出てくる日本語サイトは、モーゼルワインのたんなるリストでも、Graben という畑名の横に、律儀にというか、ほとんど必ず、「墓」と書かれている。</p>

<p>しかし言われている Graben という畑の名前、墓ではないはず。ドイツ語で墓はクラープ Grab。複数ならグレーバー Gräber。グラーベンは、形は似ているが、溝とか、海溝とか、城の堀とか、考古学的な発掘で掘り返されたところとかいった意味。そしてそういう谷状の地形のところの地名として、ドイツ語圏ではあちこちにありふれて見られる。</p>

<p>だいたい、ワインに「墓」なんて名前付けて売るわけないじゃん（もっとも、スロヴェニアには「ゴキブリ」という名前のワインがあったわけだが...）。</p>

<p>そう言えば、かなり以前、『地球の歩き方　ドイツ』に早川東三さんがワイン関係のコラムを書いていて、その中で、やはりモーゼル、クレーフのナックトアルシュ Nacktarsch を紹介していらした。裸の尻。ワインケラーにもぐりこんでワインを飲んでしまっていた子どもたちを発見したお母さんが、お尻ぺんぺんの罰を与えたというストーリーとエチケット絵柄。<a href="http://www.winegirl.ch/Subjects/Krover.html" target="_blank">ここにラベルコレクション</a>がある。あれ？　こどもの尻を叩いているのはお母さんだったような気がするが、みんなおやじさんだな。神戸コープがこれの手頃な価格のやつを販売していて、結構飲んでいた覚えがあるが、最近は見ない。で、まあ、これも、名前と絵柄のインパクトで売った面があるけれども、「墓」はないだろうと思う、墓は。</p>

<p>追記：その後調べ直していたら、1998年のソムリエ試験そのものに Graben の日本語訳を問う問題が出ていたらしい。うーむ。まずいのではないかな、それは。初出がこれかどうか分からないが、広めた張本人はこれらしい。</p>]]>
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    <title>モーツァルトの未知の曲の遺稿？</title>
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    <published>2008-05-23T14:49:53Z</published>
    <updated>2008-05-23T15:03:40Z</updated>

    <summary>Die Zeit 紙が伝えているところによれば、ポーランドの修道院でモーツァルト...</summary>
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        <name>takuya</name>
        
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        <category term="Musik" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="sl" xml:base="http://www.tkyabe.com/blog/">
        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="mozart.jpg" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/mozart.jpg" width="181" height="240" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span><a href="http://www.zeit.de/news/artikel/2008/05/23/2536510.xml" target="_blank">Die Zeit 紙が伝えている</a>ところによれば、ポーランドの修道院でモーツァルトの総譜手稿18点が発見され、そのうちの３曲はケッヘルのカタログにも収録されていない未知の作品だという。もし本当にモーツァルトのものだとすれば、晩年のウィーン時代のものだとか。</p>

<p>AFP による記事は、いったいどういう編成のどういう曲なのか、一切伝えていない。うーむ。</p>]]>
        
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    <title>Steinfeder - オーストリア・ワイン入門</title>
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    <published>2008-05-21T13:28:58Z</published>
    <updated>2008-05-23T12:56:09Z</updated>

    <summary>オーストリアワインのことをあまりよく知らない。 1985年のワイン・スキャンダル...</summary>
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        <name>takuya</name>
        
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="wachau.jpg" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/wachau.jpg" width="216" height="162" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>オーストリアワインのことをあまりよく知らない。</p>

<p>1985年のワイン・スキャンダル（不凍液ジエチレングリコールの混入。<a href="http://www.wine-no-mori.jp/WA1878/dietilennglicole.htm" target="_blank">ここ</a>の記述が詳しい）のイメージが、ぼくにはずっと強かった。その後厳しいワイン法が定められたようだし、考えてみればもう20年以上前の話ではないか。しかし数年前にも、ウィーン近郊のホイリゲのワインの品質はかなりひどいものだという記事を、どこか（たしかドイツ語の記事だったと思う）で読んだ記憶がある。</p>

<p>そんなわけで、オーストリアワインにはあまり関心を抱かずに来た。でも赤白のキャップシールの色で際立つオーストリアワインは、日本のワインショップでも、ときどき見かけるようになった。</p>

<p><a href="http://www.winesfromaustria.jp/" target="_blank">オーストリアワインの公式ホームページ</a>（日本語）。<br />
オーストリアのワイン生産地域の見やすい地図もある。これらワイン生産地域が明確に分節されたのも、スキャンダルを受けた1986年のワイン法以降のことらしい。</p>]]>
        <![CDATA[<p>Der Brockhaus in Text und Bild 2004 によれば、オーストリアでは、５万１千ヘクタールの畑で、230万 hl のワインが作られている。白も赤もあり、品質等級は、Tafelwein, Landwein, Qualitätswein, Prädikatwein に分かれる。ブドウの栽培品種は33種（うち22種が白ブドウ）が認可されている。<br />
白ブドウの中でも、グリューナー・フェルトリーナー、ミュラー・トゥルガウ、ヴェルシュリースリングが、赤ではブラウアー・ポルトゥギーザー、ブラウフレンキッシュが主なところ。<br />
1986年のワイン法で、４つのワイン生産地域（ニーダーエステライヒ、ブルゲンラント、シュタイアーマルク、ウィーン）に分けられ、さらに16のワイン製産地に細分される。たとえばニーダーエステライヒには、ヴァインフィアテル、ヴァッハウ、カンプタール、クレムスタール、トライゼンタール、ドーナウラント、カルヌントゥム、テルメンレギオンが含まれる。ウィーン・ワインはほとんどがホイリガー（新酒）として消費される。以上がブロックハウスの記述。</p>

<p>で、ぼくなりのオーストリアワイン入門（つまり、ぼくが入門するのだ）、まずはヴァッハウに注目してみようと思う。一番上の画像はドナウ川を背景にしたヴァッハウのブドウ畑。ウィーンからドナウ川を遡ると、メルクからクレムスの間の流域がヴァッハウ。そういやこのへん、新婚旅行のときに、船のツアーで行ったような記憶がある。陽に照らされたメルクの修道院の明るいテラスのほかは、一緒だったスイス人の一家が、食後、いっせいにシーハー爪楊枝を使い始めたのをみて、軽いショックを覚えたことぐらいしか覚えていない。</p>

<p>主にドナウ左岸、北側の急峻な斜面にブドウ畑が広がっている。主な品種はグリューナー・フェルトリーナーとリースリング。他にノイブルク、ムスカテラー、ソーヴィニョン・ブランも産する。</p>

<p>日本ではたとえば<a href="http://www.awa-inc.com/main/FWW%20List.html" target="_blank">AWA（オーストリアワイン専門店）</a>で注文できるようだ。</p>

<p>ヴァッハウのワインは、シュタインフェーダー、フェーダーシュピール、スマラークトという独特のカテゴリーに分けられる。それぞれ、すっきり、エレガント、高貴、という形容詞が付されるのだが、このカテゴリー名がちょっと面白い。</p>

<p>それぞれがどういうワインかという説明は、たとえばヴァッハウの生産者<a href="http://www.weingut-gritsch-wachau.at/vineawachau.htm" target="_blank">グリッチ Gritsch のサイト</a>で読まれる。</p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Steinfeder" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/steinfeder1.jpg" width="240" height="180" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>シュタインフェーダー Steinfeder （文字通りには石の羽）というのは、草の名前。<a href="http://www.hick-wachau.at/web/index.php?option=com_content&view=article&id=14&Itemid=16" target="_blank">ヴァッハウの園芸店サイト</a>に解説があった（この店ではヴァッハウみやげにシュタインフェーダーのポット苗を売っているらしい）。ヴァッハウのあたりのブドウ畑の高いところ、とくに乾燥したあたりに生える羽毛のような草。乾燥させて、ヴァッハウの男たちは帽子に挿す。ヴァッハウの民族衣装の一部なわけだ。ヴァッハウのワイン生産業者の組合らしき Vinea Wachau のメンバーだけが、Steinfeder の名を冠したワインを出すことができる、とある。</p>

<p>フェーダーシュピール Federspiel （文字通りには羽の遊び）というのは、「<a href="http://www.yasaiyasai.com/01/03/cat25/cat64/federspiel.html" target="_blank">野菜果物事典</a>」によれば、「ヴァッハウワインにつけられる中位の等級表示。鷹の羽で作られた道具の意。１２．５％以下のアルコール度。カビネットに相当。」だそうだ。（同じ事典には Steinfeder, Smaragd は記載がない。）してみると、シュタインフェーダーがラントヴァイン相当で、スマラークトがプレディカート相当か。</p>

<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Federspiel.jpg" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/Federspiel.jpg" width="240" height="191" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>「鷹の羽で作られた道具」ってずいぶん大雑把だが、フェーダーシュピールの画像は、シュタイアーマルクの<a href="http://www.museum-joanneum.steiermark.at/cms/beitrag/10329776/4932172/" target="_blank">シュタインツ狩猟博物館</a>のサイトで見つけた。そしてこれがそもそも何の道具なのかという説明は<br />
<a href="http://www.dbj-2004.jaegerschaft-burgdorf.de/index.html?http://www.dbj-2004.jaegerschaft-burgdorf.de/html/falknergeraete.html" target="_blank">ブルクドルフ狩猟組合？のページ</a>の下の方に出ている。CSSがイカレているのか、Safari だと画像とテクストが重なってしまって見づらいが、鷹匠が若鷹の飛行・狩猟訓練に使ったりする道具らしい。<br clear="all"><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Flugphasen-Federspiel.gif" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/Flugphasen-Federspiel.gif" width="400" height="195" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>この画像も同所から。<br clear="all"></p>

<p><br />
<span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline;"><img alt="Smaragdeidechse.jpg" src="http://www.tkyabe.com/blog/images/Smaragdeidechse.jpg" width="240" height="164" class="mt-image-right" style="float: right; margin: 0 0 20px 20px;" /></span>スマラークト Smaragd というのは文字通りにはエメラルド（だから検索するとドイツ語版ポケモン・エメラルドの画像がやたらに出てくる）だが、ブドウ畑の乾いた石垣に姿を現すエメラルド色のトカゲのことらしい。エチケットのモノクロの絵では分からないが、画像をみると、たしかにずいぶん鮮やかなエメラルド色（雄は特に）をしている。<br />
オーストリアの両生類・爬虫類専門サイト <a href="http://www.herpetofauna.at/reptilien/lacerta_viridis.php" target="_blank">herpetofauna.at</a> にオーストリアでの分布地図がある。<br />
体長は最大40センチほどにもなるという。</p>

<p><br />
ちょっと調べ方が足りないので、この項はあとから修正・加筆するかもしれません。</p>]]>
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