リュブリャーナ日記 拾遺: september 2006アーカイブ

H教授なんて書くと、身近な人たちは誤解しそうだけれど、そんなことについて僕がここに書く理由はない。H教授というのは、リュブリャーナ大学のスロヴェニア文学の先生だ。
昨年度後半、リュブリャーナにいたとき、B先生に紹介していただいたH先生を、リュブリャーナ滞在も終わり近くになって、研究室に訪ね、スロヴェニア文学の現況について、いろいろとお話を伺った。とても気さくな方で、もっと早くにコンタクトをとっていなかったことを後悔した。

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H教授のプラム酒
スロヴェニア人はながらく自分たちの国家を持たず、言語・文学こそが彼らのアイデンティティの拠り所になっていたとか、だからスロヴェニア人はとても文学的な民族なのだ、とかいったことはよく言われることなんだけれど、別にスロヴェニアでの文学の地位は、たとえばドイツなどの国以上のものではない、スロヴェニア人が文学的国民だというのは一種の神話だ、といった認識を披瀝してくださって、ああ、なるほどと思い、すごく健全だなとも思った。

のだが、それがここで書こうと思うポイントではない。面白かったのは、先生の研究室に入ってまず出していただいたのが、テランのリキュールだったことだ。

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