4月に書いたスロヴェニア・ワインの用語1の久々の続編。今回は等級に類する区別について。この点についてのスロヴェニア・ワインの考え方は、ドイツワインの分類法に似ています。

4月に書いたスロヴェニア・ワインの用語1の久々の続編。今回は等級に類する区別について。この点についてのスロヴェニア・ワインの考え方は、ドイツワインの分類法に似ています。

スロヴェニアのワインにはリースリングと呼ばれるものが二種類ある。ラシュキ・リースリング Laški Rizling とレンスキ・リースリング Renski Rizling。ドイツやアルザス産のもので知られ、白ワインの王とも呼ばれるリースリング Riesling (White Riesling, Rhein-Riesling) に当たるのはレンスキのほうです。

レンスキ・リースリングは、スロヴェニアではほぼマリボルをはじめとするドラヴァ川流域の地域(ボドラウィエ Podravje 地域)の独占。ドイツよりも低緯度だから日照の点で有利であり、注意深く収穫されるから、ドイツ産のリースリングよりも香り高いのだ、と主張する人もあります。
写真はポドラウィエの一地区、ハロゼ地区のレンスキ・リースリング。中甘口。616トラル。
ラシュキの方は、このいわゆるリースリングとはまったく無関係らしい。
第8回スロヴェニア・ワイン・フェスティバル 8. slovenski festival vin というのがあって、来週末にかけて、地味ながらいくつかのイベントがあり、「聖マルティンの土曜日」Martinova sobota の今日は、午前10時から午後6時まで、旧市街の三本橋 Tromostovje から靴屋橋 Čevljarski most までの川縁で、小規模なワイン市 "Ljubljanska vinska pot" (リュブリャーナ・ワイン・ストリートとでも訳せばいいのでしょうか)が開かれていました。
スロヴェニアでは、宗教的な行事が、ドイツなどに比べて地味な感じがする。以前に触れたように、「諸聖人の日」が「死者の日」に改名されているあたり、象徴的だと思うのだが、おそらくは「社会主義連邦共和国」時代の遺産、名残りなのだろう。
11月11日は聖マルティンの日。ワイン生産地域では、「ブドウ果汁がワインになる日」で、一種の収穫の祭りの日のようだ。特にクロアチア国境に近い北西部のオルモージュなどでは、ワイン・フェスティバルが開かれる。
ドイツでホットワイン(グリューヴァイン)と言えばまず間違いなく赤。ところが先日屋台で飲んだスロヴェニアのホットワインは白。ちょっと気になったので確かめてみました。スロヴェニア流ホットワインのレシピは、
を、すべて鍋に入れ、煮立たせないように加熱する、とたとえばここには書いてあります。ここのレシピの「ワイン」には、赤とも白とも書かれていません。赤ワインでさえあれば、ドイツ語圏の普通のグリューヴァインとあまり変わらないレシピでしょう。
マリボルというのはスロヴェニア北東部のスロヴェニア第二の都市の名前。そういう地名に -čan チャンを付けると、その土地の物/者という意味になるのだ。
スロヴェニアの銘醸ワインは、ドイツなどと同じく、基本的にブドウの品種名をラベルに使う。しかしそれぞれの地域の名前を冠したブレンドワインもある。それがたいていは〜チャンという名前になるわけだ。このように地域名を付けられたワインというのは、安価でありながら、それぞれの地域のプライドというものもあるのだろう、かなりおいしくてお得。