18歳のヤーコプ (Tom Schilling) と、ポーランド人のオペアガール、ヴァンダ (Alicja Bachleda-Curuś) との間の、ドイツ映画にしては拍子抜けするぐらいフツーの恋愛ドラマ。奇をてらわず、丁寧に作られていると言うこともできるだろう。最後は抑制の効いたハッピーエンド。安心して見られます。いや、恋に恋しているぐらいの年頃の子たちにはちょうどいいかもしれない。ミヒャエル・グートマン監督。約90分。聴覚障害者のためのドイツ語字幕付き。
前に紹介した Lichter はドイツとポーランドの国境の二つの町、スルビチェと、フランクフルト・アン・デア・オーダーのちょっと哀しい話だった。Herz im Kopf はフランクフルト・アム・マインが舞台だが、ヒロインはポーランド人。
少し話が逸れるが、今年は『日本におけるドイツ』年だそうで、さまざまなイベントが行われている。ドイツ人たちにとっては、この4月30日に両国大統領が出席してオープニングが行われたという「ドイツ-ポーランド」年のほうが、まだ意味がありそうだ。なにしろお隣さんだし。(イラク攻撃への対応の違いから少々齟齬が生じていた両国関係を、良好なものにしていくという意味も、このイベントは持たされているらしい。)


