Bons voyagesの最近のブログ記事

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シャンボール城。Wikipedia より
今やはるか昔、ドイツの大学に2年いた時のこと。ドイツ人のおっさん先生の専門の講義やゼミの気分転換に、それぞれネイティブのおねいさんが教えてくれるフランス語やスペイン語のクラスの方にはるかに熱心に出席した。(当時の日本では大学の語学の授業でネイティブが教えることはまだ決して多くはなかったが、ドイツというかヨーロッパではそれがすでに当たり前だった。必ずしもネイティブが教えりゃいいってもんでもないが...。)

初級か初級に毛の生えたぐらいのクラスだったはずだが、日本でもちょこちょこフランス語はかじっていたし、ドイツへ行ってからもASSIMIL(当時はまだカセットテープだ)などを使って少しは自分で勉強して、ときどきパリにも出かけていたから、先生にはそれなりにデキると見なされていたようだった。

そういえば、フランス語の期末テストで、あるドイツ人学生のあまりに大胆なカンニングに唖然とした。いや、ほとんど感動した。180度首を捩じって、真後ろの学生の答案を見ていたのだ。それがまた咎められもしなかった。日本の例えば今の勤務校では考えられない。

で、フランス語の先生(美しい人だった)に、あなたはデキるからフランスへ行ってフランス語やったらいいわよ、と言われてその気になり(まるで野原しんのすけである、うっほほーい)、二年間のドイツ滞在の最後は、ちょうど再統一に湧くドイツをさっさと離れて、フランスはアンボワーズ(ダ・ヴィンチの終の住み処だ)のフランス語学校へひと月行った。ホームステイ。

    
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Shoe Size - Dashboard - Calculate & Convert

shoesize.jpg
国によってまちまちな靴のサイズの測り方。それをさっと換算してくれる Dashboard 用ウィジェットがこれ。靴は、機会があれば、たとえば日本よりもヨーロッパで買ったほうが、概して、安くていいものが手に入りやすい(特に子ども靴)。もちろん自分で行って試着(試履?)してみるのが一番だし、それならサイズ番号がよく分からなくてもなんとかなる。

でもそうもいかない場合もある。たとえば、一人でドイツに出張して、子どもの靴を土産に買って帰るような場合。日本での靴のサイズが分かっていれば、あちらでのサイズ選びに迷うこともないわけだ。

    
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graz_nacht.jpg

プトゥイのクレントたちを見てすぐ、19:03の InterCity246 で Pragersko 乗り換え (19:17-19:35)、IC502 で 19:52 マリボル帰着。クレントヴァニェで混み合うことも予想して、プトゥイ泊にしなかったのだが、平日のこの日は、案に相違して人出も決して多くなく、イベント自体、地元の人たちのお祭りというなごやかな雰囲気だった。たぶん、週末や、カーニヴァル本番の火曜あたりは、かなりの人が集まるのだろう。

翌23日木曜、10:20 の列車で国境を越え、まだ行ったことのなかったグラーツ(オーストリア)に向かった。グラーツまでは一時間ほど。例のヴィザ問題を抱えているので、オーストリア側の官吏に、入国スタンプを捺してくれとわざわざ頼む。言わないと、何も捺さずにパスポートを返してくることがある。

グラーツの宿は決めていなかった。

    
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relief.jpgプレシェレン広場の建物のレリーフ

新聞記事によれば、日本の警察は「外国人と間違えて」「旅券不携帯」の「入管法違反容疑」で日本人の女性を誤認逮捕しちゃったらしい。明確な「被害者」なのに年齢まで出てくるところが日本の新聞らしいが(やれやれ)、こうやって誤認逮捕される人が増えてくるのは、もしかしたらいいことかもしれない。

そういえば、独立後まもないスロヴェニアのヴィパーヴァ地方のあんまり車も通らない、まして人が歩いていたりなんかしない道路を家人と二人でとぼとぼ歩いていて、パトカーがすり寄ってきて停まったことがあったっけ。

    
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で、プトゥイのクレント。
kurent01.jpg
クレントたちは、羊の毛皮に身をつつみ、腰には五つのカウベルを下げている。頭には巨大な毛皮の仮面をかぶる。仮面は鳥の羽と、棒または角と、色とりどりの紙テープで飾られている。顔の部分は革製で目の周りは赤く縁取られている。鼻は長く、さらに長い赤い舌が胸まで垂れ下がっている。

    
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この時期、こっち(スロヴェニア北東部)に来たのは、プトゥイのクレント kurent を見るためでもあった。カーニヴァルの時期の、プトゥイ特有の祭。でもまず町のこと。

ptuj.jpg城からの眺め。ドラヴァ川は町の南で大きく広がり、プトゥイ湖の名で呼ばれる。

プトゥイはやはりドラヴァ川沿い、マリボルの約26キロ下流にあたる。

    
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マリボルの街のたたずまいは、地理的・歴史的に言って当然かもしれないが、リュブリャーナなどよりもオーストリア南部の街に似ている。ドイツ語も(ありがたいことに)おそろしくよく通じる。スロヴェニア北西部と違って、国境を限る高い山がないせいもあるだろう。イェセニツェからの列車が長いカラヴァンケ・トンネルを抜けてオーストリア側に出るのに対して、マリボルからグラーツに向かう列車はいつのまにか国境を越える。オーストリアのほうがこころなしか針葉樹が多いといった違いだ。

maribor.jpg

    
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数多くのイタリア本を出しているタカコ・半沢・メロジーさんの比較的最近の本。本書はイタリアを離れて初めて隣国オーストリアを対象に据えている。

半沢さんの文章の特色はひたすら躁的な、テンションの高さにある。とっても素敵、で最高、でほんとに幸せ、な部分を拡大鏡のように見せてくれる物事のつかまえ方、語り方は、他のひとにはちょっとまねの出来ないものだ。

    
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間抜けな失敗談を延々と書いているうちにクリスマスも終わり、今年ももはや終わろうとしている。最後に、書き残したことをいくつか。
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かつての寝台車と今回の寝台車、7年前のボンと今のボン、何が違うのだろうか。

今回はうるさい小さな子供二人を連れていたということが、まず条件の違いとして挙げられる。7年前のボンには、出生直後の長男も伴ったが、ベビーカーで寝ているだけだった。小さな子供がうろちょろしていれば、周囲に対する注意力は8割がた減じる。

大昔に僕が乗った寝台車は、ドイツ発、パリ発の寝台車と、「ユーゴスラヴィアの」寝台車だった。今回のクロアチア発とは車両や車掌などの条件が違うかもしれない。

    
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何度か書いているように、ボンには大学院生の頃2年間いて、1998年にも1年間住んだ。ふだん、ヨーロッパまで来る機会は夏ぐらいしかないから、今までヨーロッパのクリスマスシーズンを経験したのは、そののべ三年だけだ。
ボンは小さな街だけれど、こじんまりとしたクリスマスの市が、ミュンスター広場に出る。
riesenrad.jpg

    
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コインロッカーに荷物を入れ、下腹にヘリウムを詰めた風船を抱えたみたいな感覚で、ミュンヘン中央駅前からまっすぐ中心部に向かって歩く。かつてマルセイユでカメラを盗られたあとにミノルタの一眼レフを買い直したシュッツェン通りとバイヤー通りの角のカメラ屋は消滅していた。かわりに、近くのカウフホーフの地下で、今回盗られたのと同じ CyberShot T7 を買い直す。店員は一回り安いカシオの手ぶれ防止機能付きを薦めたが、それなりに使い勝手が気に入っていたことや、まだ手元にある周辺機器がそのまま使えることもあって、サイバーショット。カール門のところには、臨時のスケートリンクができていて、そのあたりから先の歩行者天国には、クリスマスシーズンの市の屋台が並ぶ。土曜の午前の、ものすごい人ごみ。もちろん、渋谷や新宿や梅田の人ごみに比べればタカが知れているのだが、リュブリャーナから出てきた身にとってはたいへんな人出に思える。

    
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浅い眠りだった。ミュンヘン到着の20分前、車掌に起こされる。しばしの間があって、悲鳴をあげたのは家人だった。手にはナイフですっぱりと切られたハンドバッグのショルダーストラップの切れ端を持っている。彼女がベッドの壁側、体の脇に置いて寝たはずのバッグ本体はなかった。あわてて上の段を見ると、彼女のリュック(中身はほとんど着替え)と小スーツケースはそのままだったが、僕のブレントヘイヴンのリュックが消えていた。パワーブックG4、デジカメなどが入っていたリュック。ボンの旧友にと持参したとびきりおいしいスロヴェニア・ワインも2本。

    
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乗り込んで、予約したはずの車両中央付近のコンパートメントに行くと、すでに明かりが消され、カーテンが引かれて、鍵がかけられている。即座にこの車両の車掌らしき男が飛んできて、別のコンパートメントを指示する(あとから考えるとちょっとヘン)。コンパートメントは一室6名なので、残り二人が先に入って閉じてしまったのだろう、車掌の指示した端から二番目、81番から86番までのベッドのコンパートメントは、ほかに乗客はおらず、6名のところ家族4人で占領することができた。そういうことならそれでよかろうと思って、そのままそこに入る。車掌は、鍵の掛け方を手短に説明すると、われわれの乗車券は残し、指定券だけ取り上げて(これもヘン)、そそくさと行ってしまった。

    
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前々から、クリスマス前の、クリスマスの市のシーズンに、ドイツへ行って来ようとは思っていた。ドイツのクリスマスの市の華やぎは有名だ。しかし例年、この時期に日本から出かけることは難しい。いまはともかくヨーロッパにいるのだから、チャンスだというわけだ。最終目的地は古巣のボン。

    
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