GhostReader がなかなかいい。各国語のテキストを読み上げさせるソフト。
テキスト、Word、HTML、PDF、RTF ファイルの読み上げができる。(Mac OS 10.5 上ではさらに DOCX、ODT ファイルも。)
1クリックで、読み上げた音声を AAC, MP3, WAV, AIFF, Apple Lossless ファイルにして iTunes に送り込むことができる。
読み上げ用音声は、Infovox iVox を利用している。
提供されている言語と、それぞれの声の数は以下の通り。
米語(5)、アメリカ・スペイン語(1)、ブラジルポルトガル語(2)、カナダ・フランス語(1)、フランス語(4)、イタリア語(2)、ポルトガル語(1)、スペイン語(2)、トルコ語(2)、イギリス英語(3)、オランダ語、フラマン語(1)、ドイツ語(2)、チェコ語(1)、ポーランド語(1)、デンマーク語(2)、フィンランド語(1)、アイスランド語(1)、ノルウェー語(3)、スウェーデン語(3)
voice samples のページでそれぞれの声を試聴できる。高品位の HQM と、やや質の落ちる HD の声がある。HQM のものは、実際かなり自然に聞こえる。以前にここで紹介した Cepstral の音声よりも確実によいし、語種も多い。これまでの読み上げ音声が、その言語のネイティブまたはそれに準じる人が、Mac にテキストを読み上げさせて聴いて済ますという、ちょっとした便利ワザのための道具に過ぎなかったとすれば、この HQM 音声は、それぞれの言語の初学者が聴いてお手本にできるほどの出来映えになっている。
だから早速学生向けに、ドイツ語を聴いて応答する教材、一昔前ならカセットでLL教室で使われていたような教材を試作してみた。これが実に簡単にできあがる。テキストエディットでも Pages でも JeditX でもいい、こんなふうに打ち込んで:
Ich mache Hausaufgaben.
Ich muss Hausaufgaben machen.
Ich lerne Vokabeln.
Ich muss Vokabeln lernen.
Ich gehe mal hin.
Ich muss mal hingehen.
このテクストを GhostReader に食わせるだけ。結果はこのとおり。↓
ネイティブの同僚にマイクの前にすわってもらう必要もないし、あまり演出に凝らない限り、十分生き生きとした、利用に耐える音声ファイルができる。ただし、この手の教材を作るには、学習者が応答するためのポーズつまり余白の時間を取らなければならない。上の例で言えば、Ich mache Hausaufgaben. と聞こえたあとに、学習者が Ich muss Hausaufgaben machen. と言う時間を取らなければならない。だが、GhostReader の内部では、ちょっと試した限りでは、この余白時間を指定する方法は見つからなかった。だから、GhostReader にテキストを食わせるだけ、と言ったが、上のサンプルは、音声ファイルを吐き出させてから、別の波形編集ソフト(ぼくが使ったのは Amadeus II)で、空白部分を追加している。
GhostReader の音声は、ただ、 Mac OS X 組み込みの Text-to-Speech に音声を追加する Cepstral Voices と違って、GhostReader アプリケーション経由でしか利用できない。しかし読み上げ音声ファイルの書き出しはできるし、Safari, Mail, Pages などで、カーソルを置いた部分のパラグラフを読み上げさせることもできる。別料金でシステムワイドに音声を利用することもできるが、通常はこれで十分だろう。
1言語付きで 39.95 ドル、2言語で 59.95 ドル、3言語で 74.95 ドル。追加1言語につき 24.95 ドル。



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