一時帰国をしていた。
こちらへ戻る数日前から寝しなになるとあれや、これや、と頭に浮かぶ事柄多く、
少々寝不足気味のまま復路に就いた。
戻ってからも現実を拒否するかのごとく買い込んで来た池波正太郎をむさぼり読んでいた。
全く、全くリュブリャナの生活が嫌いなわけじゃないんだけど・・・
そういや、東京へ着いた時も同じ心境だったな。
単に環境順応能力が低下してるだけか。年なのかな。
などと自己分析しながら帰宅を告げる友人への電話口では、
「まるでバケーションに来たみたい。観光客気分よ。」なんて言って笑っていたのだけど。
戻った当日は密輸してきた生鮮食品を冷凍庫へしまっただけ。
荷をほどく気にもならず、怠けていた。
しかし、翌日からはそうバケーション気取ってる訳にもいかない現実に気付き、
ボスへ連絡。一通り挨拶して、懸案の滞在許可(一時帰国中に期限切れ)更新の話。
一応雇用主であるボスがビザ関係の手続きはやってくれている。
ボスの話では戸籍謄本に公認訳をつけて、提出すればそれでOK、との事。
じゃぁ、まずはその手続きを・・・
と、思っていたら店のオフィスから連絡が。
滞在許可は既に下りてるからもう戸籍謄本の訳は不要、MOSTEの役所へパスポートだけ忘れずに
持って行けば、もらえるから早めに取りに行って、とのこと。
なぁーんだ、簡単だな。新規申請じゃなくて、延長だし、ま、そんなもんか。
なんて気楽にMOSTEへ行ったのだけど・・・
このMOSTEの役所、昔のパルチザンの建物か何かで、何しろ陰気。
勿論エレベーターもエスカレーターも無く、車中眠ってしまった娘をベビーカーに乗せ、
それを抱え、息子にも気を配りながら4階まで階段を登る。
(幸い途中から男性が手伝ってくれて助かった。)
窓口はいつもよりずっと空いていた。
職員に用件を告げると至極面倒そうな顔つきで、家族のパスポートをそれぞれ開く。
暫くすると、「まだ手続きは全然終わっていない。書類不足。誰がもう許可は下りてる、
なんて言ったんだ?」と。
すかさず私はボスへ電話。職員と直に話してもらった。
必要書類一覧を書いた書類が家に届いているはずだと。
それを見て指示通りの書類を揃えて要提出。
そうだよな。
すっかり忘れていたけど、この滞在許可、新規に下りるのに一年半もかかったんだよな。
しかも、ボスも、「役所には本当に振り回される。気まぐれみたいに毎回言うことが違う。
あれもこれも揃えろ、って言われて持って行くと、これは不要、必要なのは別のもの。って具合だ。」
って愚痴ってたいたな。
だから、例え今回は延長だといえどもそう一筋縄にいく訳は無かったんだ・・・
やっと思い出してきた、スロベニアの役所って、ややこしかったんだ。
その上、役所の職員は必ずと言っていい程態度が険悪で、えばっていて、
まるで自分が罪人であるかの様な気持ちにさせられる。
でももう以前の様に動揺しないし、腹も立たない。
別に困ることもない(多分!?)、気長に行こう・・・
帰路、せめて運転免許証の申請だけでも済まそう、と思いロシュカの運転免許証センター
(ただの古い一軒家なんだけど)へ立ち寄ったら、午後一時で受付終了とのこと。
一足遅れていた。
偶然にも世話になった教習官に遭遇、立ち話をして家へ戻った。
すぐその書類を発見。私の留守中に届いていた様子。
スロベニア語で書かれたその書類、いつものお役所のハンコが押してあり、
さっきの職員の話の通り必要書類が書き出してある。
ん?
まさか・・・と目を疑ったのだけど。
新規申請の時非常に面倒だったあの書類がまた要求されている。
結婚証明とアポスティーユ。
結婚証明は戸籍謄本で代用可、問題はこのアポスティーユ。
公文(この場戸籍謄本)が本物だという事を証明する、証明書。
これは外務省が発行していて、外務省でしか申請できない。
新規に滞在許可証を申請した際は、手続きがある程度進んでからこのアポスティーユも
提出しろと言われ、急遽在東京の弟に代理申請をお願いしたのだ。
当時日本領事館へ相談してみると、
「あら、不運ですね。アポスティーユ言われちゃいましたか。言われない場合もあるんですけどね。」
って。そんなもんなの・・・?
あぁ・・・
なんてことでしょ、一昨日東京から戻ってきたばかりじゃない。
いや、決してスロベニアが嫌いな訳じゃ無いし、むしろ大好きなんだけど。
うん、きっと日本でもややこしいに違いない、異国人の滞在手続き。
と、納得してみるか。



こんにちは。スロヴェニアの様子を知るのが楽しくて、3ヶ月前から拝見しておりました。
今回、突然で恐縮なんですが、スロヴェニア語の表現を日本人の方に教えていただきたく書き込みいたします。内容はほんの1、2行の私事です。ネットでEnglish-slovenian翻訳を探しても見つからずとても困ってます。勝手なお願いなのは重々承知の上、書き込ませていただきました。