
ほとんど太陽を見ることのなかったリュブリャーナの冬、昨日今日は快晴になり、そのぶんぐっと冷え込みました。先般積もった雪の大部分はすでに溶けていますが、今朝は霜がおりていて、家々の屋根も、車も、道路も、まるで雪でも降ったかのようにあらゆるものが白くなっていました。昼前には、アイスダストも見られました。(何やらのゲームのアイテムではありません。)空中の水分が低温で凍って小さな霧状の粒になり、日の光の中でキラキラと光りながら飛んでいます。
さて、タイトルの「ドマーチ」とは「家」dom から派生した形容詞で、「ホームメイドの」といった意味。語尾は場合によって多少変化します。スロヴェニア語の参考書、Teach Yourself Slovene (現在は品切れ?)で、Andrea Albretti は、この domač という単語が、スロヴェニアの家庭に招かれたときには必須になると書いています。
It means homemade. A good housewife will conserve various fruits and vegetables in the seasons when they grow and keep them through the year.
だから、客はホストに向かってこんな台詞をすらすらと言わなければならない。
Je to domač....? Zelo dobro je. (これはホームメイドの...ですか? おいしいですねえ。)...
以前にも少し書いたけれど、かつてボヒンのヴァカンス・アパートに滞在していた時、家主のマリヤおばちゃんが作ってくれたタラゴン入りのロールケーキ、ペヒトランカ pehtranka は、まさに domač そのものだったわけだけれど、あれは本当においしかった。去年の秋に、スーパーで売っていたペヒトランカを試してみたのですが、まるで比べ物になりませんでした。実際、ドマーチ=おいしいという図式は、多くの場合真実であるようです。(今回、夏に訪ねたときはマリヤさんは病気。幸い元気になられた今は、もはやタラゴンの季節ではないので、あの domača pehtranka はあきらめるしかありません。)
これも前に少し触れたように、domače žganje (ホームメイドの火酒)というものもよく作られています。
しかしこの単語、厳密な意味でのホームメイド以外にもかなりあちこちで使われる。「外国の、輸入の」 tuj, inozemski に対する「国内産の」といった意味でも使わますし、食堂のオープンワイン odprto vino、グラスで出すいわゆるハウスワインも domače vino になります。ドマーチを称する品が店で売られていることもよくあります。写真は domače maslo ドマーチのバター、というラベルを付けて売られていたもの。花の模様の古典的な型に流し込んで作られていて、ラップでくるんだだけの包装で、いかにも手作りっぽい。BTCの屋内市場の店に置いてありました。これもおいしい。260g で 390トラル。(ドーメンさんにコメントで教えていただいたヴレムシチツァの羊乳のチーズは発見できず。)
そう言えば、学校の「宿題」に当たる表現も domača naloga でした。これはあまりおいしくはない。



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