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ブレット湖の北欧移転?

スロヴェニアに関するよその人々の無知やでたらめをたびたびネタにしているThe Glory of Carniolaに、今度は日本のそれがタレこまれて取り上げられている。

Lake Bled, Scandinavia, and Japanese Yogurt

こんな商品が出ていることは知らなかった。2002年に発売したようだが、いまもあるのだろうか。しかし「北欧ヨーグルト」と名乗ってアドリア海に面する国のアルプス山中の風景を使っちゃマズいだろーが。そう、このラベルに使われている画像は、スロヴェニアでもっともポピュラーな観光地、全世界から数多くの観光客が訪れるブレット湖なのだ。

雪印乳業株式会社 雪印商品のご紹介
にはヨーグルトはなぜか見当たらない。こちらの発売アナウンスによれば、「本品は、機能性ヨーグルトとは開発の切り口を変え、デザートとしてのおいしさや新規性にポイントを置いた商品」だとのことで、そう思って読むと、まっとうなものを伝えようという意志は感じられない。「機能性」ヨーグルトってのもなんとも不思議な言葉だ。

「古くから北欧に伝わる、粘性を持ったヨーグルト「ヴィリー」をモデルに開発しました。ヴィリーに似た食感は、ラクトコッカス・クレモリス菌を使わず、当社独自の乳酸菌を使用して作りました。」うーん、つまり「北欧」自体ウソってことですか。それでいながら「古くから北欧に伝わる」あたりで一種の権威を纏おうとしている。

ま、「北欧」なんて言葉が相当に曖昧だし(しかしスロヴェニアは断じて北欧ではない)、ラベルでその下に書かれた「牛乳仕立て」ってのもなんだかなあ。The Glory of Carniola はこれもネタにしていて、「北欧」もウソだとすればこれもウソなんじゃないか? とおちょくっている。中身は実はヤギ乳のチーズだったりして、と。まあ、ヤギ乳のチーズなんて、日本ではさらにまともに知られていませんけどね。もっとも、"made with real milk" と訳しているんだけれど、牛乳「仕立て」ってのは、なんだか相当に曖昧な、意味不明な表現だよね。

「ヨーロッパ」の「雰囲気」だけを狙った日本の商品ではよくあるケースかもしれない。
日本の消費者は全然気づいていないみたいだし、そこそこおいしがられているようだし。
でもね、日本国内でバレなきゃいいや、というところなんだろうけれど、いまやこうして外で取り上げられたりしてしまうんですね。「正直がいちばん」か。
ああ。


コメント

カルニオラのほうでこのブロッグの存在を知って、ちょっと声だけ出したいなと思った。アベさんはスロベニアに住んでいるわけだよね。もしかしてあれか、某大学(一つしかないから分かりやすいけどな)とリュブリャナ大との国際交流で一年間いる留学生?違う?まあ、ともかく、これからもスロベニアを楽しんでね。
ちなみに、俺はスロベニア人だ。スロベニア狭いから、いつか遇うかも。

cornelius さん、こんにちは。コメントありがとう。そして Carniola の方での解説コメントも。
リュブリャナ大と(今のところ)「国際交流」のある大学から来ているわけではないです。いられるのもたった半年だけ。študent ではあるけれども「学生」ではない、というところかな。B先生をご存知なら、彼にお尋ねになればきっと分かりますよ。

そのうちきっとお会いするでしょうね。楽しみにしておきます。

そうそう、別に apologetic なんかではないですよ。

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