11月21日、午後9時45分から、リュブリャーナの城山で花火があがりました。Žurnal ジュルナルという週刊のタブロイド判無料紙の創刊3周年の記念イベントのようです。

9月末に暖房が入ったものの、異様に暖かかった10月のリュブリャーナ。そして11月になってからは順当に冷え込んで、太陽の姿を見ることもまれになりました。この日、朝は青空が広がっていたのですが、昼頃からしだいに雲が空を覆い、夕方からはみぞれが降り始めました。開始予定時刻にはほぼ降り止んではいましたが、雲と霧は晴れないまま。家のバルコンから何枚も撮りましたが、シャッターストロークに対するデジカメの反応の遅さもあって、上に掲げた写真が一番マシなほう。10分か15分ぐらいの間、かなり大きな花火もあがっていたのですが、大きいものほど雲の上に行ってしまってかすんでしまう。こんな感じです。

順延なし。
雨天順延ということにすればよさそうなものですが、順延にしたところでいつ好天に恵まれるか分からない、というところでしょうか。(皮肉なことに、夜半過ぎには晴れ上がり、星が瞬いていました。)
海ではなく山。
花火と言えば私たちは海や湖という感覚があるわけで、周囲を冬枯れに近い木立に囲まれた城山で大丈夫なのかと思いましたが、みぞれで湿っていたおかげもあるのか、消防車のサイレンらしいものは聞かれませんでした。
夏ではなく冬。
日本では花火は夏のもの。高緯度で夏の日が長いヨーロッパではどちらかというと冬のものかもしれません。おそらく、花火でもっとも連想される日は、大晦日ではないでしょうか。ドイツで、何かの折、無理矢理夏に打ち上げていたことがありましたが、夏至のころは9時過ぎまで明るい国、開始時刻は夜の11時だったと記憶しています。日本の夏の夜は花火向きによくできている、という感じがします。
豪快というよりは...。
「冬の花火」というフレーズが日本で使われる場合、たいていは季節外れのイメージ、どこかもの悲しいイメージが伴うようですが、冬に花火があたりまえのヨーロッパにしても、なんだかぱっとしない花火でした。
翌朝も快晴でしたが、明け方にまた少し雪が降っていたのかもしれません。翌朝、城山や、城の塔の円錐形の屋根がうっすらと白くなっていました。いずれにせよ、これが多分このあたりの初雪でした。



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