スロヴェニア語の語彙学習 その4

そんなふうに画像を漁ったりして道草を食いながら、基礎1500語の学習は、ようやく "P" の項まで来た。スロヴェニア語は "p" で始まる単語がやたらに多くて、音素の使い方、振り分け方がものすごく不経済な気がする。似たような音の単語が多いように感じて、初心者としてはそういうところも少々辛い。prepovedovati が「禁ずる」で、pripovedovati が「語る」だなんざ恐れ入る。(すぐに見分けられた人、すぐにどっちがどっちか把握できた人はエラい。)それだけに、"P" の項が一つのヤマかな、これを越せれば楽になるかな、という感触がある。このあと、スロヴェニア語にはQもWもXもYもないし(そのかわり Š, Ž があるけど)。

Po

"p" で始まる単語が多くて、しかもただ "p" で始まるのではなくて、とりわけ "po-" で始まる単語が多い。それだけで、たった1500語の中に100語近くあるのだからあきれる。この "po-" の大半は接頭辞なので、その後の部分を見極められるようになればかなり楽になってくるはずだ。つまり、PowerBookはバラせなくても普通ちゃんと使えるが、スロヴェニア語の単語は、バラしができないとなかなか使えるようにならない、と言うこともできそうだ。しかし、それができるようになるにも、ある程度の語彙がなければ話にならない。

中学のときからだらだらやってきた英語は別として、大学生のあたりで始めたドイツ語でもフランス語でも、こんなに語彙習得に苦労しなかったような気がする。若かったということもあるだろうし、あるいは当時の苦労を忘れているだけかもしれない。

なぜスロヴェニア語の語彙習得が厄介なのか、トシのせいは別にして、一つ言えるかもしれないのは、英語の語彙が、アングロサクソンと言われるようにドイツ語に近いものと、フランス語のまぜこぜのようなところがあって、その知識がドイツ語フランス語どちらの語彙にもヒントを与えてくれていたのに対して、スラブ系の言語の語彙システムというのはまったく別だということだ。(当然、他のスラブ系言語をやってきた人には容易に感じられることだろう。)

もちろん、狭い意味での語彙の話を離れれば、文法の厄介なことも論をまたない。単数と複数の間に二者を言う双数があるというだけでも、諸変化は膨大に膨れ上がる。しかしスロヴェニア語の数のシステムについてはまた改めて書こう。

    
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このページは、takuyaがoktober 28, 2005 7:50 PMに書いたブログ記事です。

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