いや、スロヴェニアでインスタントラーメンが売られていることは意外でも何でもない。東南アジアあたりで生産された日本のメーカーのライセンス品?はかなり以前からヨーロッパ各国で入手可能だった。
ただたんに、このブログで取り上げられていたのがちょっと面白かった。
The Glory of Carniola: Master of Translation!
スロヴェニア在住アメリカ人のブログのようだが、この項目は、ラーメンのパッケージに各国語で書かれた調理法説明の中で、他の諸語では水500 ml となっているのに、スロヴェニア語だけ1Lになっているということで、画像も掲載されている。お湯の量を倍にしてしまったら、それは薄く不味くなってしまうだろう。
DAMAE RAMEN とは、おそらく「出前」なのだろう。「出前一丁」か。たぶん「ダマエ」と発音されているはずだ。
その下に、RAMEN とは何物なのかを説明しているのだろう、 Japonska juha z rezanci ヌードル入りの日本のスープ、と書かれている。もとのブログの著者は気に留めていないが、これが問題の核心かもしれない。スロヴェニアの人々にとってはそれが分かりやすいのだろうけれど、なんだか主従が逆だ。細い、あるいは細かいスープ用パスタの入ったブイヨン系のスープはスロヴェニアでもとても美味しいのだが、それと同類と捉えられているのか。たしかに、お湯の量を倍にしたら、完全に「ヌードル入りのスープ」になってしまうかもしれない。だからこそ、スロヴェニア語への訳者は1リットルこそが正しいのだと思ったのかもしれない。
「スープに入ったヌードル」と書いていればよかったのか。Japonski rezanci z juho... これではパスタに別皿でスープが付いてくるみたいか。Japonski rezanci na juhi?... ほんとうはどう言えば誤解がないか、スロヴェニア語で考える能力は、いまの僕には無い。
ほんのわずかな「誤訳」が大きな誤解をまねく。まあ、この例は全体として瑣末なものだけれど。



コメントする