
ボン大学のオーケストラにいたとき。あの事務局の奥の練習場で打ち上げをやった。
やがて、だれかがラジカセで音楽を流して、ダンスが始まった。けっこう踊れる学生が多い。僕は見ているしかなくて、少し口惜しかった。彼らが踊れるのは、習ったから。
ここでダンスというのは、いわゆる社交ダンスの類い。
- ラテン系の人々は人間ってのは生まれつき踊れるものだ、ダンスなんて習うものではない、と確信していて、実際踊れる。(以前に紹介したアキン監督の映画『ソリーノ』の末尾で、白血病のはずの母親が息子の結婚式で楽しげに踊るシーンなども印象的だった。)
- ドイツ人はダンスは習うものだと思っていて、子供の頃、ダンス教室に通わされるから踊れる。
- 日本人はダンス教室に行かなければ踊れないと思っていて、かつ普通は習いにいかない。従って踊れない。
例によってこの手の一般化というのはおもしろがるためにある。認識のためではなくて娯楽のため。だから、あまり信じ込みすぎないように気をつけなければいけないけれども、ドイツの町ではよくダンス教室の看板を見かけるし(Web 上でも 'Tanzschule' で検索をかけるとごまんと出てくる)、ドイツ人が子供の頃ダンス教室に行かされるというのは大方事実のようだ。
ドイツ語の Podcasting、Schlaflos in Münchenが、先日(4月1日)、そのダンスを話題にしていた。男の子が15歳くらいになると、母親がダンス教室に行かせる。女の子にモテるように。ところが近頃は女の子の方が踊れないので、男の子がせっかく習っても...という話。
追記:Schlaflos in München はhttp://www.annikrubens.de/に引っ越したようだ。
追記その2:
イタリア人にとって、ダンスが習うものではないのと同様、音楽(歌)も習うものではないらしく、小学校に音楽の授業は無いそうだ。一貫している。



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