スロヴェニアはわずかな海岸線 (46.6km) でアドリア海に面していて、コペル (Koper)、イゾラ (Izola)、ポルトローシュ(Portorož)、ピラン (Piran) といった町がある。コペルは港町、イゾラは漁港とヨットハーバーの静かな町。ポルトローシュは海に向かってリゾートホテルが立ち並ぶ町、ピランは小さな岬の突端の、すてきに古い小さな町。
毎年、夏に、このあたりで、Poletni tečaji slovenskega jezika na Slovenski obali (= Solovene Language Summer Course on the Slovene Coast)と称して、スロヴェニア語の夏季コースが開かれる。
コースのページは->こちら。(このページ、ZRSのホームページからはリンクが見つからなくて探すのに苦労してしまった。)

プリモルスカ大学のコペル学術研究センターの主催。12回めを迎える今年も、開催のアナウンスがあった。期間は2005年8月1日から14日まで。スロヴェニア語をまったく知らない初心者から上級まで、原則として15歳以上であれば誰でも参加できる。講習費用は416ユーロ。今年度は、宿泊施設としては、講習会場でもある「ポルトロージュ学生の家」 Dijaški dom Portorož と、「コロタン学生の家」 Študentski dom Korotan の二カ所が用意されている。ポルトローシュのほうは2人部屋3食付きで315ユーロ(1人部屋は+76ユーロ)、コロタンのほうは2人部屋で228ユーロ(1人部屋は+81ユーロ)。自分で近くに民宿やホテルをとってもいい。海辺のリゾート地だから、宿は豊富にある。
参加申し込みは、まず80ユーロを登録料(講習費416ユーロの一部となる)として送金し、払い込み票と、上記ページ末尾にZIPファイルで提供されている申込書に記入したものを、6月6日までにZRSに郵送する。クレジットカードや小切手は不可。詳しくは上記サイトの"Registration and payment"の項を参照。
僕は1999年と2001年の2回、このコースに参加した。最初にレベル分けテストがある。1回めは初級クラス、2回目はその上のクラスだった。2回とも Gita 先生のクラスだったのはよかった。そのつど「優秀な成績」でレベル修了(笑)しているのだが、日本に帰ってくると、仕事や雑務に追われてスロヴェニア語の勉強はついさぼってしまうので、実はちっとも進歩していない。
以前は「ポルトロージュ学生の家」というのはなかったと思う。コロタンの方に泊まり、やはりそこで行われていた授業に出ていたのが最初。「ポルトローシュ学生の家」のほうは分からないが、「コロタン学生の家」のほうは、とても質素な、ユースホステルのような建物と設備だった。アドリア海岸の夏にエアコンがないのはかなり辛いものがある。二人部屋になるところをゴネて、一人で使わせてもらった。かなりきつい坂の上の建物の、たしか4階で、海がまぶしかった。部屋ではほとんど半裸でいた。そこらじゅうに、野生のディル(フェンネル?)が、丈高く生い茂っていた。サトウキビ畑があった。
2回めに行った時は、イゾラが開催地だった。やはり学生寮のような建物が会場兼宿泊施設だった。このときは近くのホテルに部屋をとった。
午後はオプションの授業に出るほか、アドリア海で泳ぐのもよし、ピランの古い町を歩くのもよし、昼寝するのもよし。遠足も二回ある(講習費に含まれる)。二度目に参加した時の遠足の行き先はムルスカ・ソボタで、いかに小さな国とは言え、バスで日帰り全土縦断往復はちょっときつかった。
「学生の家」の食事は名前から予想される通りだが、周辺のレストランはおいしいところが多い。魚料理はもちろんいいし、イタリアに近く、イタリア語を話す人々も多いこのあたりでは、パスタ類もいい。ポルトローシュのはずれ、ホテル・マルコ(だったと思う)のレストランのトリュフ入りスパゲッティは安くておいしかった。地元で作られるマルヴァジヤ種の白ワインなどもいい。



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