Lycos - news のRSSを引っ張ってきていたおかげで気づいたのだが、今日27日からヨーロッパは夏時間に入った。27日午前2時、時計の針は1時間すっとんで3時に合わされる。これによって、ヨーロッパでは、見かけ上、朝、明るくなる時間が遅くなるかわり、夕方、暗くなる時間が遅くなる。Lycos の記事にも簡潔に書かれているように、ドイツで夏時間が導入されたのは1980年で、そう古いことではない。毎年、3月最後の日曜に始まり、10月最後の日曜に終わる。
冬時間に変わる時はいいけれど、夏時間になる頃にヨーロッパでデートの約束をする時(とか旅行する時)は気をつけましょう。
英語は Daylight Saving Time らしいけれど、ドイツ語は日本語と同じ Sommerzeit 「夏時間」だ。「夏」時間とは言っても、始まる頃(つまり今頃)は、夏はまだまだ遠いし、終わる頃にはとうに暗く寒くなっている。本当の夏の間は、ヨーロッパは、この夏時間と高緯度があいまって、日が暮れるのがとても遅い。夏至の頃なら、ドイツあたりでは10時(夏時間の)近くまで明るい。だから…小さなガキどもがおウチに帰らずにいつまでも外で遊んでいる。だから…花火はヨーロッパでは「夏の風物詩」にはならない。花火は大晦日のもの、という感覚ではないだろうか。あとは、ワインの収穫期を中心に、かなり遅い時間になって(でないと暗くならない)、花火が打ち上げられる。たとえば Rhein in Flammen。これは、ライン川沿いのワイン祭りとリンクして、各市で花火が打ち上げられるもの。
夏、初めて日本からヨーロッパに行った人は、必ず日の長いことに驚く。一週間かそこらでせこせこあちこち回ってくる旅行者にとってはとてもありがたいことだ。(でもドイツでは、最近は少し変わってきたとは言え、どこも6時で閉まってしまうのだが。)
高緯度だからこそ意味のある制度だけれど、日本でも法制化しようという根強い動きがあるらしい。「省エネになる」、というのがその主な「理由」。またそれに対する反対も強いらしい。
「asahi.com:サマータイム導入賛否二分 本社世論調査 - 暮らし」は、ついこの前の記事。
反対理由の、「長時間労働につながる」26%という結果と、それについての「明るいうちには退社しにくいことを心配してか、特に男性の30、40代に多かった。」というコメントが泣かせる。ドイツ人どもなんて、明るさは関係なく普通夕方5時6時になったらさっさと帰っちゃうもんね。
ドイツと緯度的に近い北海道あたりなら意味があるかもしれない。上のasahi.comの記事ににもあるように、昨夏、札幌では試験的にサマータイムが導入されたそうだ。でも、日本の他の地域と時間が違うのはそれはそれで確かに不便かもしれない。逆に、イタリア南部やスペイン南部なんて、日照がらみのメリットはそれほどなさそうであるにもかかわらずサマータイムになるのは、EU諸国に合わせているということだろう。



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