Murbach から Le Grand Ballon に登る (2)

ユーデンフートのコルでの大休止のあと、泉の前の道を進む(赤白赤のマーク。Ferme du Ballon, Grand-Ballon へという標識)。
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すぐに二手に分かれるので、右の登り道をとる。ここからはBelchenwald と呼ばれる、ユーデンフートの南からグランバロンの東の山腹にあたる森林の中をひたすら登っていく。ユーデンフートのコルから30分ほどで左に Ferme du Ballon、つまりバロン小屋に向かう道を分ける(赤い菱形のマーク)。ここではそのまま赤白赤のマークの道を辿る。やがて休止中のスキーリフトの下をくぐる。道はリフトの下をすぐに再びくぐって、右方に向かう。巨大なブナの樹林の中をまっすぐ進み(このブナ林の中の空気は特に柔らかく感じられて、気持ちがいい)、やがて左に折れて一息で、グラン・バロン直下の広場の、セルフサービスの食堂の脇に出る(1343m)。ユーデンフートのコルから約45分。ここには Route des Crêtes と呼ばれる車道が通っており、駐車場には何台もの車が停まっている。高齢者をいっぱいに乗せた観光バスまで来ていた。実際、多くの人はここまで車でやってきて、グラン・バロンの頂上までの一登りを歩き、眺望を楽しんで帰るのだ。広場の道を挟んだ反対側には、年中無休のホテル (Hôtel du Grand Ballon) があり、その脇には子供用のボブスレー遊びのコースがある(樋状のコースをプラスティックの橇で走る)。ここのセルフの食堂、山の上の食堂なのに品揃えはさすがにフランスと言うべきか。トレーを取ってカウンターに並び、主菜とコーヒーなどは店の係に出してもらうが、前菜とデザートは回転する台に載ったものを自分で取る。前菜はメロンと生ハムの盛り合わせなど。デザートはフルーツのタルト、レモンのタルトなど豊富。ここには土産物屋も併設されている。
食堂から車道を渡って、ホテルの左手からグラン・バロンの山頂に向かう(約15分)。
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ちょっとザレて歩きにくい道だ。グラン・バロンの頂(1424m)は、大きな草地の円頂で、グラン・バロン(=大きなボール)の名はそこから来ている。(土産物屋には、女性のバストやヒップを大写しにして、「ヴォージュのバロン」と書いたおふざけの観光絵はがきも売っている。)ヤナギランのような花が目に付く。
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山頂付近には、青い悪魔の記念碑と呼ばれる巨大なケルンのような塔と、気象関係のレーダードームがある。ドームの基部は展望台になっていて、四方の眺望を説明するプレートが取り付けられている。実際、この眺望こそがグランバロンの売りであって、直下まで車で来る人々も、それを目当てに来ているわけだ。周囲のヴォージュの山並みはもちろん、西は遠くパリ盆地まで見渡すことができるし、東は、ライン川を挟んだ(川の向こうはドイツである)シュヴァルツヴァルトの山並み、天候に恵まれれば(特に秋から冬にかけては)スイスアルプスまでよく見えるという。残念ながら、今回は、朝は晴れていたものの、途中から時折小雨が降るような天候になってしまい、そこまでの眺望は得られなかった。
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山頂からホテルのある広場に戻って、セルフの食堂(「アルプスの眺望」という名である)の左手から、今回の下山路に入る。西側に下って行く車道が最初に大きくカーブするところで、"Ferme Augerge Roedelen, Gustiberg" の標識に従い、車道を離れ、真北の山道に入っていく。この道も赤白赤の四角い印。灌木の間の明るい道をまっすぐ下ると、林道にぶつかる。ここに避難小屋が記されている地図もあるが、それらしいものは見当たらない。この林道を20メートルぐらい右にたどると、左に牧柵を通って入る山道がある。やがて開けた牧草地に出ると、すぐ下に Alm Roedelen レーデレン・アルムの有人の山小屋が見える。牧柵を開けて斜めに下り、小屋の前に出る。セルフの食堂から約30分。ここでも食事を出してもらうことができる。今回、このあたりには馬と牛と羊が揃っていた。
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さらに牧草地の中を北に進む。途中、右に Lieserwasen に直接下る道を分けると、樹林の中の急下降になる。やがて周りが再び開け、牧草地の中に広葉樹が点在する気持ちのよい道になるとまもなく、グスティベルクの山小屋 (Ferme Auberge Gustiberg)。Roedelen から約15分。ここも食事を出してくれる。小屋の前の席では、グランバロンから下ってきた人々や、Lac du Ballon の湖から歩いてきた人々が、ビールやワインを飲みながらにぎやかに食事をしている。彼らはほんとうにアルコールに強い。こちらは飲めば歩けなくなってしまうから、ぐっと我慢してコーヒーを注文する。早めに行動することができれば、車で登って来た客も群がるグランバロン直下のセルフの食堂よりは、ここで昼食にするのがいいかもしれない。
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ここから30分ほどは、東に向かって坦々とした林道歩き。今度の印は青い十字。Lieserwasen へという道標に従う。途中、二三の道が分かれるが、ほぼ一貫して水平に山腹を進んでいく道だ。ところどころで北側の眺望が開け、小バロン方面の山並みが見渡せる。最後に、Schutzle シュッツレに下る道を左に分け、右に、登り坂になる。この坂を5分も登って、作業小屋のようなものが見え、左手がやや明るく開けたところに来たら、そこが Lieserwasen リーサーワーゼン。ここから赤白赤の道標に従い、左に少し下ると、別の林道にぶつかる。そのまま林道を横断して、正面の樹林に入る。ずいぶん適当に伐採されているように見える樹林の中を少しずつ右に向かいながら降りていくと、先ほどの林道と再び交差し、樹林の山腹を斜めにまっすぐ急降下していくようになる。やがて右下からの林道を合わせると、まもなく Col de Wolfsgrube ヴォルフスグルーベのコルに着く。Lieserwasen から30分ほど。ここも七叉路ぐらいの結節点。テーブルとベンチ、避難小屋のほかに、水場もあるが、今回ここの水は涸れていた。ここから辿るべきは、出てきた道の、水場を挟んですぐ右下を下っていく林道状の道だ。ここから再び日の丸のマークに従う。Murbach へという道標もはっきりしている。やがて牧草地沿いに右下に降りる道に入ると、二三軒の家のあるところでBelchenthal ベルヘン谷の舗装道路に出る。あとはこの道を下っていくだけだ。

    
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このページは、takuyaがfebruar 24, 2005 4:31 PMに書いたブログ記事です。

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